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三世代で暮らせば世の中変わる?

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一家三世代で同じ家に住む。

戦前迄の日本人の多くは親子三世代で暮らしていました。

親子三世代が当たり前の生活でした。

それが戦後になってからは徐々に核家族化が進み、親子で暮らす生活スタイルが無くなりました。

個人主義がより顕著になり、女性の社会進出、経済の低迷もあり結婚しない人が増えてくるにつれ少子高齢化が問題になっています。

しかし、問題は少子高齢化だけではありません。

日本は様々な問題を抱えていて先行きが不透明な時代となってしまいました。

社会的格差が広がってしまった日本。

今、どん問題を日本が抱えているのか調べてみるとこんな諸問題がありました。

  • 少子化
  • 高齢化
  • 医療費
  • 介護問題
  • 幼稚園・保育園不足
  • 東京一極集中
  • 地方の過疎化
  • 空き家
  • ひきこもり
  • 自殺
  • 人口減少

こうして見ると結構問題が多いことがわかります。

こういった問題に対して個々に対策していてもなかなか改善される兆しが見えないし難しい。

矢張り国がある程度対策をしていく必要があるかと思うが、そもそも本気て改善する気があるのかも疑わしく、何でもかんでも税金で補えば良いと言った考えが透けて見え根本的な解決策をしていないような気がします。

これではどんどん状況が酷くなってくるばかりじゃないでしょうか。

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今の日本は生きにくい?

日本が抱えている諸問題を見てみると当たり前ですが「社会生活」に関する問題が多いことが見えて来ます。

バブル崩壊以降給与水準がなかなか上がらない。

少子高齢化で労働人口の減少。労働人口の減少で日本経済も低成長。これも正規雇用が当たり前の昔とは違い、非正規雇用の比率が増えたことも原因の一つかと。

賃金が上がらないとなると若い人は経済的なこともありなかなか結婚することが難しくなってきます。

内閣府の男女共同参画府によると平成22年の生涯未婚率は男性で20.1%、女性で10.6%と発表しています。

生涯未婚率とは、50歳になった時点で一度も結婚をしたことのない人の割合をいいます。

この数字は年々上がってくる傾向にあるそうです。

まあ結婚したらしたで住宅ローンや子供の養育費や学費など色々とお金が出ていくものです。

高度成長期のサラリーマンの様に年々給与が上がらない今のサラリーマンは、経済的にも結婚出来る人と出来ない人とに別れてしまうことでしょう。

尤も今の人たちの結婚感は自分にとってのメリット、デメリットで判断している人が多く、結婚をデメリットと感じている人も少なくないようです。

やはり平成3年(1991年)バブル崩壊以降企業が正社員を採用せず、雇用形態を派遣労働者にシフトしたことで若者は低賃金で働かされることになり、加えて平成元年4月(1992年)から消費税が導入されたことも日本経済の低迷の始まりだったような気がします。

高齢化で医療費負担増

年々高齢化が進み何かしらの病気に罹患してしまい国の医療費負担が増えてくる。その費用を賄うために医療費は年々増8す。

厚生労働省の調査によると平成21年の日本の死亡原因を見てみると次のような結果になっています。

  1. がん
  2. 心疾患
  3. 脳血管疾患

これは男女とも合わせた調査結果の第一位が「がん」です。

これもよく言われる事ですが、寿命が伸びたことで「がん」が表面に出てきたんだとか。

それは寿命が今よりも短かったため「がん」に罹患する前に死んだからだと。

果たしてそうでしょうか。

寿命が長くなる事で「がん」になる確率が増えてくる。それ以外にも原因かあるような氣がします。

例えば食事の内容が今と昔じゃ違っています。

江戸時代までは和食中心の食事が明治以降は西洋食料理を食べる機会が増えた。

それまで日本人が食べていないような食材や調理法が日本に入ってきた。

そして野菜も化学肥料や農薬を使って作るようになり、また短時間で簡単に料理が出来るように添加物を沢山使った加工食品やレトルト食品が店頭に並ぶようになりました。

人の身体は私達が毎日食べている物で出来ている事を考えると粗悪な物を食べていたら身体の調子も悪くなってしまうのも頷けるものです。

二位以下は「心疾患」と「脳血管疾患」が原因でなくなっでいます。

所謂、生活習慣病と言われる病気です。

恐らくこれらは糖尿病から来る疾患も多いのかと推測しています。

糖尿病は2型糖尿病が全体の9割以上を占めているので、これは甘いものの摂りすぎや食べ過ぎなどが原因の一つと言われています。やはりこれら疾病も食品や食事の仕方が要因の病気であることが判ります。

この厚生労働省の死亡原因表では男女別、年齢別にと詳細に調査されていますので興味のある方は一度ご覧になっては如何でしょうか。

若者の自殺者が多い

そして死亡原因で少し気になったのが、20歳から34歳までの若い人達の死亡原因です。

なんと第一位が男女とも「自殺」が死亡原因です。

しかも50%弱の割合を締めています。

当然若いから「がん」や「心疾患」に罹患する人はそう多くないのは想像出来るけれど「自殺」が一位とは驚きです。

厚生労働省の資料によると明治32年から統計がとられており、自殺者数が5,932人。その後は右肩上がりで昭和29年頃には2万人を超え、平成10年には3万人を超えました。その後緩やかに減少していて令和では2万人台を推移しています。

この資料では年齢別の表が無かったので過去の自殺した人の多くがどの年代になるかまでは何とも言えませんが、それでも最近の自殺者の多くが若者だと言うことは何を意味しているのでしょうか。

東京の一極集中と地方の過疎化

現代社会は何かと息苦しく、職場や学校そして家庭でもストレスを感じている人も少なくありません。

そうなってくると、鬱になり、引きこもりが増えて来ます。

戦後集団就職で地方から多くの農家の若者達が東京へ働きに出てきました。

それから70年以上経ってますが東京一極集中は相変わらず変わっていません。

最も何もかもが東京にあるので必然的にそうなってしまうのでしょう。

各省庁を地方へ分散と言った声も昔から聞かれますが、ここへ来て文化庁の一部の部署が京都へ移転しました。他省庁も移転計画はあるようですが実際のところなかなか進んでいないようです。

そんな訳で東京一極集中は相変わらずなため地方は地方で過疎化が問題になっています。

住んでいるのは老人ばかりで若者や子供が極端に少ないなど「限界集落」と呼ばれる所も少なくありません。

社会的な共同生活が困難になり、市区町村の税収も落ち込みインフラ整備がされないなどの問題があります。

子供を預けるところがない

それなりの大都市や一部の市区町村では人口構成良く若い夫婦が子供と一緒に暮らしている所では、保育園や幼稚園などの施設が足らず子供を預ける場所が無いといった問題も多く耳にします。

いわゆる待機児童の問題です。

保育施設を利用できない児童は2019年には1万6,772人にも上っています。

今は核家族で夫婦共働きの家庭だと子供の面倒を見る人がいない。また、シングルマザーの世帯も少なく無いでしょう。

これも都市部に人口が集中している。それに見合った保育施設が足らないなどが原因です。

やがて介護が待っている

日本人の平均寿命は、厚生労働省の発表によると令和3年(2021)は男性81.47歳、女性87.57歳とのことです。

一昔前までは人生50年と言われていましたが、今や人生100年と言われています。

平均年齢を見ると将来はあながち100年も嘘では無いように思えます。

然し寿命にはもう一つ「健康寿命」と呼ばれるものがあります。

令和元年(2019)の調査によると男性が72.68歳、女性が75.38歳となっています。

統計を見ると健康で居られる年齢は男女共に80歳台から70歳台にまで下がってしまいます。

70歳を過ぎた頃からは徐々に身体が衰えてきて、若い頃よりかは健康で居られなくなってしまう人も多くなってきます。

そしてやがて何時かは誰もが介護されるようなる。

介護問題はここにも少子高齢化が影響し、これからは高齢者を介護する人も高齢者といった状況になって行くのでしょう。いや既にそうなりつつある状況のようです。

最も若者が少ないのもそうですが、介護職は重労働で賃金が安いため若い人がやりたがらないのでモットー賃金が上がれば若手の人材が集まってくると思います。

それとも若い外国人労働者を受け入れて日本人のお年寄りを介護をしてもらうのでしょうか。

独りでいると非効率かつ高負担?

1960年代から80年代とホームドラマが花盛りでどこのテレビも家族を中心としたドラマを放映していました。

必ずしもハッピーな話しだけではなく家族の葛藤や不倫、夫婦間の問題などその時代に反映したドラマもありました。

その後90年代になるとホームドラマからトレンディドラマへと様変わりし家族を描いたドラマはお茶の間から無くなりました。

テレビドラマを取って見ても共同生活から個人の生活を描いたドラマに様変わりして行ったことで世の中の生活スタイルや興味が段々変わって行ったことが判ります。

あれから30年、バブルが崩壊し日本経済はずっと低迷したままです。

個人主義の傾向がより強くなり、若者も老人も独りで暮らすことの方が多くなっています。

独りで居ると何かと気楽ですが、何かと不自由な面もあり、日本が抱える諸問題を見てみると、どうも独りで暮らすことよりも共同で暮らすことのほうがメリットが大きいような感じが最近しています。

家族で助け合える

例えば、子育てや待機児童の問題や介護の問題も家族三世代で暮らせば子供のおじいちゃん、おばあちゃんに任せられる。

おじいちゃん、おばあちゃんが将来介護になった時は子供や孫の助けも借りられたりします。

一人分の食費より大勢の食費が安上がり

一人分の食事は家族4人や6人などの食費に比べて割高です。

スーパーなどで買える食材も一人分の分量よも二人分、三人分の分量で販売しているスーパーがほとんどです。

一人だとどうしても余分に食材を買うことになり、場合によっては使い切れずに捨ててしまうことも有るでしょう。

自炊も毎日出来る訳ではなく当然外食や添加物が入ったコンビニ弁当やスーパーの惣菜などを買って食べる機会が多くなってきます。

私たちの身体は食べた物で出来ているので、矢張り自然に出来た物を食べる方が健康で丈夫な身体になると思います。

特に小さな子供は成長過程にあり、新陳代謝も大人より良いため直ぐに身体に現れてきそうです。

また食事に関しては、『孤食』の問題があります。

両親が働きなどの理由で子供独りで食事をする家庭が多いそうです。

コミュニケーションの不足から心身の発達に何かしらの影響があると言われている問題です。

これも親子三世代で住むことで解消されれば良いのですが、最近は個々にスマートフォンを持っているので家庭内でも昔ほど親子間のコミュニケーションはないのでしょう。

問題は経済的負担

ここ30年日本経済は停滞し労働賃金が当時のままの水準で一向に上がる兆しがない。

収入がそれなりに上がってくれば可処分所得も増え、それなりに人生を楽しむ事が出来るかと思います。

然し、それもままならないのが今の状況だと思います。

なので一人で暮らすのも大変なのに況してや結婚なんて出来やしない、もし結婚出来たとしても子供に掛かる養育費が莫大にかかる現代においては、子供を作らない、若しくは一人までといった傾向にあるかと思います。

矢張りここ30年経済が停滞したことが大きな要因の一つかと思います。

将来日本の企業全体が最低でも子供二人四人家族を養えるくらいの賃金水準にならなければならないと思います。

1人では限界がある。

どうしても一人でやれる事には限界があります。二人でやれば労力は半分になるし、三人でやれば3分の1の時間と労力になります。

そう考えると一人で居るよりかは二人でいたほうが良い。二人で居るよりかは三人で居たほうが良いと言ったことになってきます。

そうして皆で協力してやれば出来ることが何倍にもなって返ってくる。

税金が重荷

ご存知の様にサラリーマンなどの会社員は毎月のお給料から各種税金や社会保険料が控除されています。

実際に銀行に振り込まれる所謂手取り金額になると、税金、社会保険料などを合わせて今や50%弱の個人負担だそうです。

そして更に何か物を買ったり、サービスを受けたりして支払えば消費税が10%もかかります。

消費税以外にも我々の身の回りにはあらゆる税金が掛けられていて、様々な状況から実際に稼いだお金の半分も自由に使えない人が大半ではないでしょうか。

せめて消費税が無くなるだけでも生活が少しは楽になると思われるのになかなか減税という判断は下されないようです。

斯くも我々庶民には税金が重く伸し掛かってきています。

そして幾つがある税制で相続税に関しては資産が多い人は注意が必要です。

平成27年に相続税の基礎控除を大幅に減額しました。これにより課税対象となる人が増えることになりました。

とは言え相続税を実際に支払う割合は全体の1割ほどと低いものの、資産の多い方は生前から相続税対策をしていないと思わず自分が住んでいる家や土地を子供や孫に残してあげられなくなってしまいますので注意が必要です。

国は何かと言うと税金で対処しようとするので益々住みにくい世の中になって来ています。

独りで暮らすよりも大家族で暮らすほうが税金が優遇されるようになれば良いかなと思いますが実際その逆を行っているようにしか見えないですね。

これからは再び大家族時代へ?

ともあれ1人で暮らすよりも大勢で暮らすことの方が何かとコスパが良いかと思います。

食品でも少量買うより大量に買ったほうがお得だし、生活面でもお互いに助け合えばこれまでお金を払っていたサービスにお金を払わなくて済むようになるかもしれません。

もったいないことばかり

戦後核家族が進み家庭の中でもお一人様が進んだ結果色んなところでコストが掛かり無駄な部分が見え隠れしています。

例えば食品廃棄の問題があります。

農林水産省によると令和2年度における食品ロスは522万トンだそうです。

これは一人当たり年間41kgの食べ物を捨てていて毎日お茶碗一杯分の量に相当するそうです。

方や日本は食料自給率が低いと盛んに言われているので、何ともチグハグなことだろうか。

これも効率化と過剰なサービスを求め過ぎた弊害だろうか。まったくもったいないことだと思います。

こうして見てみると今の諸問題を解決する手段の一つとして社会の構成を核家族から三世代同居を一つの構成単位としてみてはどうだろうか。

様々な諸問題の解決、緩和に繋がるのではないだろうか。

勿論、世の中には様々な人が居るので全ての人が出来る訳ではないだろうけれど、全体の半数以上の世帯が三世代の構成になったら地域、社会、経済と世の中大分変わってきそうな予感がします。

奇しくも偶々YouTubeを観ていたら分断された今の社会や家庭を一昔前のような社会構造に戻すなら一つの口座で家族全員が暮らすようになれば良いと話されてました。

話しを聴いていて成程なぁと、昔しは大黒柱が一家を支え、家族みんなで協力しあって生活していましたからね。

この人が言うような大転換が起こるのか興味の有るところです。

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