皆さんわっぱ飯って聞いたことありますか?
わっぱ飯って言葉は知っていたけど実際に食べたことはない。食べたことある様々だと思いますが、僕は前者の口で言葉は知ってましたが食べたことはありませんでした。
イメージとしては林業の方のお弁当のイメージがあり、昔むかしの江戸時代からある郷土料理なのかと思っていたら、意外や昭和に入ってからの料理だそうてす。
発祥は昭和27年の新潟市の飲食店「田舎家」で生まれました。
それから18年後の昭和45年に「わっぱ」と出会った福島県にある料理屋「田季野」の店主が、これを活かした料理を提供したいと開発したのが「輪箱飯」の始まりだそうです。
わっぱとは杉の薄い板を曲げて作ったお弁当箱のことを言う
と云ったようなことは露知らず、会津観光の際、「輪箱飯」って何ぞやと単純に興味本意から食べて見たいと思いお昼に訪問です。
輪箱飯、どんな料理なのか楽しみです。
本日のお品書き
- 五種輪箱
- 小露(こづゆ)
前菜二品とお新香
輪箱飯には前菜2品が付いてきます。
2品といっても量は大したことは無く箸休め程度です。今回は、茄子の煮浸しとぶたそぼろ。
五種輪箱
ぜんまい、茸、鮭、蟹、玉子の5種類入っている輪箱飯。下のご飯が見えないくらい沢山の具材が入ってます。熱々に蒸された輪箱飯は気を付けないと火傷しそうです。
熱々の輪箱飯を一口食べてみると、具材の味と出汁の味がご飯に絡まってとても滋味溢れる味で美味しいです。
見た目はそうでもないのですが、結構ご飯の量もありお腹もいっぱいになります。
輪箱飯で使われているお米がとても美味しいです。
小露(こづゆ)
通常はお味噌汁が付いて来ますが、440円追加で小露(こづゆ)に変更することが出来ます。折角なのでここは小露に変更です。
里芋、木耳、人参などなど具沢山です。
優しい味で身体に良さそうです。
味よし、雰囲気よしの田季野
建物が立派で屋内に入っても歴史を感じさせる建物です。それも其のはず南会津にあった陣屋を1982年に移築しての営業だとのこと。
流石に内装は改装されてますが当時の陣屋はこんな感じだったのかと感じることが出来ます。
何時ものように開店時間に合わせて訪問。
予約客でいっぱいで入れるか少し心配でしたが無事入れる事が出来ました。
入口を入ると土間になっていて座敷に上がって食事をします。
座敷は畳が敷かれてあり、テーブルと椅子が配置されています。
予約でいっぱいなのか他のテーブル席はその準備で慌ただしく店員さんがセットしています。
そうこうしていると続々とお客さんの来店です。
流石、元祖 輪箱飯、普段食べたことのない郷土料理に興味ある人が大勢いるようです。
確実に食べたい人は予約必須のお店ですね。
会津若松の城下町で食べる輪箱飯は釜飯にも通じるようなところもあり、素朴な中にも贅沢さを感じられる郷土料理でした。
本日はご馳走さまでした。