神楽坂通りの坂を上がって行くと左側に『毘沙門天善国寺』がある。
お寺は古く安土桃山時代の文禄4年に創建され「毘沙門天」としての信仰は江戸時代になってからだそうだ。
「毘沙門天」は『財宝』の神様で「金運」「商売繁盛」「健康長寿」「厄除」などのご利益があり七福神の一つに数えられている。
七福神信仰は、当初は貴族の間での信仰だったのが武士へと広まり、江戸時代になると庶民にまで広まるようになり全国で流行るようになりました。
そして現在も多くの人の信仰を集めています。
その『毘沙門天善国寺』の前にある猫しか通らないような細い露地を入っていくと魚の干ものや野菜を炙って出してくれる料理屋がある。
以前神楽坂を訪れた時、あまりにも細い路地だったので興味本位で入っていったところ偶然見つけたお店。
今日は暫く振りに神楽坂に来たので、その路地裏のお店「ちょい干してっ平」に行って見ることにしました。
本日のお品書き
- お通し(二品)
- 鯛のお刺身
- 野菜の炙り(アラカルト三品)
- 穴子のみりん干し
- 炙りはんぺんと九条ねぎ盛り
料理
お通し
お通しは二品出てきました。
サラダ
自家製の人参ドレッシングがかかっていて味はあっさりしている。野菜はえぐ味もなく美味しい。
トマトマリネ
トマトマリネの上にパン粉、玉ねぎ、チーズがトッピングされています。程よい酸味があって美味しい。こちらもアッサリ味。
鯛のお刺身
鯛のお刺身は胡麻だれで頂きます。
胡麻だれだと鯛茶漬けにして食べたくなってしまう。
いろいろな野菜の炙り
十種類以上の新鮮な野菜が笊に盛られていて、その中から好きな野菜を選んで調理して出してくれます。
次の三品をチョイスして頂きました。
とうもろこし
品種はゴールドラッシュです。こちらは炙らず生で食べるとのこと。シャキシャキ感があり水々しいが、やはり火を通したほうが甘みは増す感じですね。
しめじ
椎茸の様な、エリンギの様な大きなしめじで見たことがありません。食べごたえのあるしめじですね。
塩とカボスで頂きます。
万願寺とうがらし
余り辛くはなかったです。これなら辛さが苦手な人も大丈夫かと。普通に美味しいです。
穴子のみりん干し
みりん干しの穴子は初めて頂きました。こちらもお酒に合います。
お酒
焼酎の品揃えが豊富です。種類も芋・麦・米・黒糖とあり変わったところで栗、更に蕎麦と泡盛まで置いてあります。
今日は次の焼酎を頂きました。
- 農家の嫁
- 純黒
ビールを始め日本酒、ワイン、梅酒にサワーと焼酎以外のお酒も豊富にあります。
特に力を入れているのは日本酒と焼酎でしょうか何れも多くの銘柄を置いてあります。
路地裏の隠れ家
車も通れない様な細い路地は沢山あるけれど、猫の散歩道の様な人も余り通らなさそうな路地にも旨い料理屋が隠れているとは、さすか神楽坂。
料理のボリュームは無いけれど、そこは美味しいものをちょこっとづつ食べたい人向けのお店かと。
四季折々の旬の食材を食べに、また訪れたいと思います。
本日はご馳走さまでした。