那須へドライブに出かけた際、ランチタイムに立ち寄ったのは、那須塩原市の野崎街道沿いにあるお蕎麦屋さん「胡桃亭」。予定していたお店が予約で満席だったため、急遽近場で検索して見つけたこのお店にお邪魔しました。しかし困った時は何時もお蕎麦になってしまいますね。
さて、どんなお蕎麦屋さんなのでしょうか。
本日のお品書き
- 天ざる蕎麦(天然海老使用) 2,000円
今回のお目当ては「天ざる蕎麦」。お品書きには「天然海老使用」との文字が輝いています。
天ぷら
天ぷらのラインナップは、茄子、舞茸、わらび、かしわ、そして天然海老が2本。小ぶりですが、プリッとした海老が2本も楽しめるのは嬉しい驚きです。また、かしわの天ぷらが登場するのは珍しいですよね。全体で6品の天ぷらが付いており、衣はサクッと軽く揚がっていて、とても美味しくいただきました。
蕎麦
そして登場したのは、蕎麦殻が混ざった斑点模様の蕎麦。このお蕎麦、他のお店と比べるとかなり短め。そば猪口に収めるのに苦労しない点は良いのですが、少し短すぎる氣もします。そして、蕎麦の香りがほとんど感じられないのが残念でした。つゆも節の風味が弱く、もう少しコクが欲しかったところです。
蕎麦湯
少し白濁した蕎麦湯が提供されますが、注いでも味に大きな変化が感じられず、醤油が勝っている印象でした。
胡桃亭」の魅力を新発見—蕎麦の奥深さに迫る
「胡桃亭」は、野崎街道沿いにひっそりと佇む一軒家のお蕎麦屋さん。普段は行列ができるほど人気があるそうですが、土曜日の昼過ぎに訪れた際には、運よく駐車スペースを見つけられました。広々とした店内は落ち着いた雰囲気で、大きなテーブル席に通されましたが、対面で座ると相手が少し遠く感じるほどの広さ。清潔感があり、ゆっくりとお蕎麦を楽しむことができます。
肝心のお蕎麦の方は、全体的に香りが薄く、蕎麦の量も控えめで、少し物足りなさを感じました。しかし、後日「胡桃亭」のホームページを確認してみると、「つなぎは使わず、水のみで丹精込めて打った粗挽き十割蕎麦」とのこだわりが記載されており、このこだわりを読んでみて「あ、なるほどな」と感じた次第です。噛んで風味を感じるタイプのお蕎麦であることがわかりました。蕎麦が短いのは、つなぎを使っていないからであり、風味が薄いと感じたのは、十分に噛まなかったからかもしれません。そう思うと納得です。
次回は、このこだわりを意識してもう一度訪れたいと思います。混んでいてなかなか入れないお店ですが、また食べられる日を楽しみにしています。本日は、ご馳走さまでした。
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