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常連に愛される老舗焼き鳥屋『鳥一』、昭和レトロの魅力再発見

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偶然見つけた渋い焼き鳥屋「鳥一」で、心地よいひとときを

赤提灯が揺れる、縄のれんがかかる店構え。前橋の街中を歩いていると、そんな風情あふれる焼き鳥屋「鳥一」にたどり着きました。今日は一杯やろうとGoogleマップで探していたのですが、目をつけていたお店は運悪くお休み。少し途方に暮れたものの、スマホを手にさらに探してみると、この焼き鳥屋が営業中とのこと。早速、足を運んでみました。

お店の外観は、常連さんたちが集う年季の入った佇まい。少し気後れしながらも、「せっかく来たし…」という気持ちで扉を開けました。

昭和の香り漂う店内で、まずは一杯

店内に入ると、開店したばかりなのか、他にお客さんはいません。L字型のカウンターが中心で、座るとすぐに店主の声がかかります。「好きなところに座っていいよ」という一言が、なんだかほっとする瞬間でした。周りを見渡すと、古びた木の温もりが感じられ、どこか昭和の時代にタイムスリップしたかのような感覚に。イメージは立石の仲見世にある「宇ち多゛」や「ときわ」と言ったイメージのお店だろうか。早速、ビールを注文し、お通しとして出された冷奴をつまみながら、ゆっくりとメニューに目を向けます。

選りすぐりの焼き鳥で、至福のひととき

程なくするとお通しに冷奴が出てきました。

メニューを探したがカウンターの上には見当たらず、あるのは壁に書かれた焼き鳥のお品書きだけのようです。シンプルながらも心惹かれるメニューが並びます。

  • かしら
  • たん
  • なんこつ
  • はつ
  • レバー
  • つくね
  • 白もつ

焼き鳥はこの7種類のみ。それぞれ1本100円という良心的な価格設定に思わず嬉しくなり、迷わず5本を注文。

焼き台で赤く輝く煉炭が、じっくりと鶏肉を焼き上げます。職人技で焼かれた焼き鳥は、香ばしい匂いを漂わせながら、次々とお皿に並べられていきます。一口頬張ると、鶏肉のジューシーさと、絶妙な塩加減が口の中に広がりますが、それに加えて驚いたのが長ねぎの美味しさ。細くて甘みが凝縮されたこの長ねぎは、焼き鳥の名脇役として一層その味わいを引き立てています。

たん
かしら

うん、美味しい。

途中で店主の畑で採れたキュウリを出してくれました。

店主の畑で採れたきゅうり

常連さんに愛され続ける昭和レトロな雰囲気

焼き鳥を楽しんでいると、徐々に常連さんたちが顔を見せ始め、店内は一気に活気づきます。どこか懐かしい雰囲気が漂うこのお店は、昭和の香りが色濃く残る隠れ家的な存在。店主も話し好きで、焼き鳥を頬張りながらの会話が、心地よいひとときを演出してくれます。

店主に聞くとこの焼き鳥屋は46年やっているとのこと。後4年で半世紀だ。ここまで、来れたのもご常連さんに恵まれたからだと仰っていた。

サワーを注文するとボトルで出てくる。

レモンサワーを注文するとむぎ焼酎の二階堂がボトルごと出てきたのには驚いた。しかも自分で作れと言う。グラス注文なのにボトルで出てくるなんて何と太っ腹なお店なのだろうかとビックリです。

焼き鳥5本、冷奴、味噌きゅうり、瓶ビール1本、そしてセルフサービスのレモンサワーを楽しんで、二人で約3,000円というお手頃価格。古き良き時代に思いを馳せながら、ここで過ごす時間は、現代の喧騒を忘れさせてくれるものです。

クーラーがない夏場は、扇風機と団扇でしのぐスタイルもまた一興。居心地の良さと、どこか懐かしい昭和の空気に包まれながら、再び訪れたいと思わせる不思議な魅力を持つお店でした。

本日はご馳走さまでした。


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