ちょっとしたドライブを楽しみながら、茨城県の大洗まで足を伸ばしてみました。目的はもちろん、海の幸を思う存分味わうため。今回訪れたのは、大洗漁港でその日に水揚げされた新鮮な魚が楽しめる「魚留(うおどめ)」という海鮮料理のお店です。新鮮な魚を求めて旅するのが好きな僕にとって、これほどワクワクする場所はありません。
魚留の魅力:新鮮な魚介類を味わう
「魚留」のランチメニューは非常に充実していますが、中でも一押しなのが6種類のお刺身定食と、10種類もの魚が贅沢に盛られた海鮮丼。この両者には、潮祭河豚(ショウサイフグ)の唐揚げと、奥久慈卵を使った茶碗蒸しがセットでついてきます。どちらもボリューム満点で、一度でさまざまな魚介を堪能できるのが嬉しいところ。
さらに大洗といえば、やはり鮟鱇(あんこう)料理が有名です。「魚留」ではランチタイムに鮟鱇鍋とお刺身の定食セットまで楽しめるという、海鮮好きにとっては贅沢すぎるメニューが揃っています。
さて、僕が今回選んだのは、シンプルながらも外せない「鯵のたたきとアジフライ定食」。定番ですが、鮮度が命の魚料理ではシンプルなほどその実力が問われます。期待が膨らむ中、いざ実食です。
鯵のたたきとアジフライ:シンプルにして奥深い
まず驚いたのは、そのボリューム。アジフライが大きすぎて、定食のお盆に乗り切らず別皿で登場しました。見るからに新鮮で、食欲がそそられます。
まずは、潮祭河豚の唐揚げからいただきます。揚げたてで、カリッとした衣とふっくらとした身が絶妙なバランス。骨が多いので少し注意が必要ですが、ホクホクとした食感が楽しめて、本当に美味しいです。こういう料理にはビールがぴったりなんですが、今日はドライブ中なので残念ながらお預け。でも、この味なら次回はぜひ電車で来て、一杯やりながら堪能したいところです。
続いてメインの鯵のたたき。氷の上に美しく盛られていて、新鮮さを維持しながら冷たくキープされています。一口食べると、その歯ごたえと弾力に驚き。噛むほどに旨味が口の中に広がり、これぞ新鮮な鯵という感じです。
そして、アジフライも絶品でした。外はサクサク、中はふっくらとした身が詰まっていて、食べ応え抜群。定番のタルタルソースやソースで食べ比べができるのが嬉しいポイントですが、僕はあえて醤油でさっぱりといただくのがお気に入り。アジフライのふっくらした身と醤油の相性が抜群で、シンプルながらも味の奥深さを感じさせる一品です。
また、アジフライに添えられたサラダには、エスニック風のドレッシングがかけられていて、少し変わった風味がアクセントになっています。このサラダだけでも楽しめるので、定食全体で満足度が非常に高いです。
店内の雰囲気とアクセス
「魚留」の店内は、シンプルで落ち着いた雰囲気。テーブル席が22席ほどで、壁には絵が掛けられていてオシャレな空間が広がっています。大洗漁港を一望できる立地もあり、新鮮な魚料理を味わいながら、視覚的にも楽しむことができるのは贅沢な時間です。
ただし、駐車場が少し狭いため、混雑時には停められないことも。幸い、裏手に漁港の大きな駐車場があるので、そちらに車を停めて徒歩で訪れるのがおすすめです。
帰り道は鮮魚店「魚忠」へ
美味しいランチを堪能した後、帰り道に立ち寄ったのが、近くにある鮮魚店「魚忠」。ここでは大洗産の新鮮な魚がズラリと並んでいて、どれを買おうかと迷うほどの品揃え。スーパーよりも少し値段は高いですが、その分鮮度が抜群。普段は見かけないような珍しい魚も揃っていて、魚好きにはたまらないお店です。
お店のスタッフが下処理もしてくれるので、魚を捌くのが苦手な方でも安心して購入できます。僕はというと、ランチで鯵を食べたばかりにも関わらず、また鯵を買ってしまいました。これで家でも新鮮な鯵を楽しめると思うと、嬉しい限りです。
大洗で味わう至福の海鮮料理
大洗での「魚留」のランチ体験は、まさに新鮮な魚介を存分に味わえる贅沢なひとときでした。鯵のたたきとアジフライというシンプルなメニューでも、その新鮮さと丁寧な調理が際立ち、心から満足できる内容でした。次回は、鮟鱇鍋にもチャレンジしてみたいと思います。
大洗に訪れた際は、ぜひ「魚留」で新鮮な魚を楽しんでみてください。そして、帰りに「魚忠」でお土産の魚をゲットして、家でもその美味しさを堪能するのもおすすめです。
本日はご馳走さまでした。
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