京成立石は都市再開発で長年路面を走っていた電車がとうとう高架になってしまうそうです。
そうここは呑べえの聖地、東京は葛飾区立石。千べろ好きな人にはとても魅力的な場所となってます。「宇ち多”」「ミツワ」「江戸っ子」など正しくザ・昭和!な居酒屋。
そして「立石仲見世」も昭和ノスタルジーの極地。
立石駅周辺は古い日本映画のワンシーンに出てくる風景が至るところにあります。
しかし今は令和の時代。だがそこには正にリアルな昭和の風景がそこにあります!
そうここは時代に取り残されたワンダーランド。
わざわざお金を払って疑似体験するアトラクションとは訳が違います。正に昭和が息づいているリアル昭和!
そんな非常にコアな街、立石が都市開発の名のもとに、今街が変貌しようとしています。
その前に、変貌してしまう前に一度訪れておこうかと思い本日散歩してきました。
立石の都市計画とは
京成線の立石駅は、平成13年1月の都市計画が決定されて以来、お隣四ツ木駅と青砥駅はすでに高架になっていますが立石駅はまだ高架になっていません。
京成電鉄株式会社の「2019年度 鉄道事業設備投資計画」によると立石駅の高架計画が載っているものの具体的な着工日までは記載されていません。
https://www.keisei.co.jp/information/files/info/20190513_162922996956.pdf
立石駅周辺では、老朽化した建物が密集しており、狭隘道路が多数存在し防災面においても課題があることや、鉄道の本数が増え開かずの踏切と化して交通渋滞を引き起こしていることなどからすぐにでも駅高架を望む声も多いようです。
また、従来の景観ががらりと変わってしまうため反対する人も少なからずいるようです。
では、都市計画によって立石駅周辺はどの様に変貌してしまうのでしょうか。葛飾区のホームページで確認してみると完成予想図が載ってました。
なんでしょう。今の立石からしたら、昭和から一気に令和にタイムスリップした感じです。
そして立石住民からしたらこれはまさにバベルの塔とでも言いましょうか。それくらい高いビルが建つようです。そしてどこにでもある都市景観となってしまって、今ある立石ブランドが無くなってしまうような感じです。
まあこれも時代の流れでしょうがないことなのでしょうか。
現代人が江戸時代の生活様式に戻れないのと同じように、昭和の時代も現代人にとってはすでに不自由な生活環境になってしまっているのでしょう。
ところで葛飾区のホームページの事業計画には「平成29年6月 都市計画決定」「 平成30年12月 組合設立説明会開催」の記載を最後にそれ以降の計画が記載されていません。今は令和元年です。具体的な工事着工日までは決まっていないようです。(もしかしたらもう決まっているのかもしれませんが現時点(2019年10月)では公式に発表はしていないようです。)
今後の動向を見守りたいです。
葛飾立石駅周辺を散歩
では、そんな変貌を遂げようとしている京成立石を散歩です
この日は生憎の曇り空。京成立石駅南口に降り立ちます。
立石仲見世入口脇にある「立喰 栄寿司」こちらのお寿司屋さんも立石では外せませんね。
今ではめずらしく2貫づけで出されます。握りも大きいので二人で行くと1 貫づつ食べられるので色んなネタを食べることができます。
「宇ち多”」は以前はこちら側に並んでましたが今は反対側から入るようです。
反対側の新仲見世にも行ってみましょう。
踏切を渡って北口のほうへ行ってみます。
踏切を渡って「鳥房」を右に曲がると「呑んべ横丁」があります。
更に奥に進んで行くと脇には細い路地が、そしてあ何や怪しげならお店が。。。
夜になるとどんな姿を見せてくれるのでしょうか。興味が湧いてきます。
更に進んで行くと「江戸っ子」があります。
そして、はす向かいには「串揚100円ショップ」がありました。こっちに移転してきたんですね。以前は線路の反対側にありました。
丁度先程渡ってきた踏切の近くにありました。
商店街を抜けて住宅街の方へいってみました。
色々と歩き回ったので、喉と小腹か空きました。先程の呑んべ横丁に戻り、「串揚100円ショップ」懐かしかったので少し飲んで行きましょうか。
サワーを飲んで、おまかせ串6本をいただきます。
移転先のお店は前のお店の雰囲気と全然変わらないです。なんだかそのままな感じでした。
この後は、少しコジャレた感じの「温故知新」と言うお店を訪問です。
昔からある昭和のお店から温故知新のようなお店が共存している京成立石はとても魅力的な街でした。
駅前の駐車場も一時利用が出来なくなってるようで、着々と都市開発の波は押し寄せてきています。まだ具体的な日程は発表されてはいないようですが、昭和の雰囲気を肌で感じられるのも後わずかのような感じですので、都市開発が始まる前に訪れて見ては如何でしょうか。
こんな駅の風景もあと数年で見られなくなってしまうもしれません。
最後までお読み頂き有難うございます。