全ての食材には旬ごあります。一年を通して一番美味しく頂ける時期を旬を迎えるといます。
旬の食材を食べると言うことは、収穫量が多く値段が安い。栄養効果があり、その季節の体調不良を良くする効果がある。など旬の食材を食べることによるメリットはあると思います。
さて、皐月にはどんな旬の食材があるのでしょうか。
栄螺
栄螺の旬は3月～7月で丁度産卵期を迎える頃が最も美味しい時期だそうだが、一年を通してそんなに味の変化はあまりないそうです。しかし産卵期を迎える頃が一番栄養価が高いので、どうせ食べるなら旬な時期に積極的に食べたいですね。
栄螺に含まれる栄養
栄螺にはどんな栄養があるのでしょうか。
筋肉や臓器などを作るたんぱく質が多く含まれています。なかでもバリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、リジン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジンなどの人体では作ることの出来ない必須アミノ酸の多くを含んでいます。
その他にも免疫機能を高め、病気に罹りにくくしてくれるアルギニン、肝臓機能を高めてくれるタウリン等などが豊富に含まれています。
また、ビタミンではお肌を紫外線から守ってくれるビタミンEも豊富に含まれていますのでお酒を良く飲まれる方や紫外線でシミが気になる女性の方などに良い食材かと思います。
栄螺の調理
栄螺は磯の香がする壺焼きが一般的です。新鮮な場合はお刺身でも頂けます。こりこりした食感がまたたまりません。栄螺はどちらの食べ方もお酒にとても合います。
壺焼きは醤油を垂らしてそのまま網で焼いたものから、料理屋では中を一旦取り出して小口に切った後またもとの殻に戻し出汁を入れて壺焼きにした料理もあります。こちらの方は一度中身を取り出していて苦い部位を取り除いているのでとても食べやすい調理となっています。野性味ある食べ方はやはり醤油をかけて丸ごとやいた壺焼きでしょう。苦みも栄螺の味の一つのアクセントでしょうか。
また、栄螺は冷凍して保存することが出来るので大量に購入してきても冷凍保存しておけば後で壺焼きにしていただくことが出来ますので安心です。
お酒と醤油を振りかけて網で焼くと磯の香りがして海に来た気分になるのは栄螺のつぼ焼きならではですね。苦味も栄螺の味の一つ。お酒が進みますな。
