全ての食材には旬ごあります。一年を通して一番美味しく頂ける時期を旬を迎えるといます。
旬の食材を食べると言うことは、収穫量が多く値段が安い。栄養効果があり、その季節の体調不良を良くする効果がある。など旬の食材を食べることによるメリットはあると思います。
さて、神無月の旬の食材があるのでしょうか。
鰹
鰹は日本人にとって馴染みの深い魚である。
その昔、まぐろがまだ食べられていなかった江戸の頃は、鰹が良く食べられていました。中でも鰹が獲れる走りの頃の鰹を「初鰹」と云い、大枚を叩いて人より早く鰹を食べることが当時の江戸の人の粋とされていました。
春に捕れる鰹に対して産卵を迎える秋に捕れる鰹は「戻り鰹」と言って脂が乗っていて栄養価もあり美味しいです。
鰹の栄養
鰹には鉄分が豊富に含まれているので貧血気味な方にはピッタリな食材です。またカリウムも多く浮腫み解消に役立ちます。
そして、タウリンやたんぱく質も豊富で肝機能を助ける効果があり、お酒を飲む時は積極的に食べたい魚の一つですね。ビタミンB群も幅広く摂れるので疲労回復などの効果もあります。
鰹の料理
鰹は生で食べる他に竜田揚げやガーリックステーキにしたりした料理があります。どれも美味しいですが、やはりソザイそのものの味わいがある生で頂くのが個人的には好きなのですがなかなか美味しい鰹に出会う機会がないのが残念です。
その昔都内某所のおでんやさんで出された鰹の刺身。まぐろ以上に美味しく今まで食べた鰹はなんだったのかと言うくらい衝撃的でした。
ところで鰹の刺身に何を付けて食べますでしょうか。醤油、ポン酢にわさび、にんにく、生姜、辛子の組み合わせ、地方によって様々あるかと思います。
何時もは、にんにく生姜醤油で頂くことが多いのですが、色々と試して見ると、鰹にそれぞれの風味が加わりどれも美味しくいただけます。
あとは、自分の味の好みに落ち着くと思います。
是非試して見てください。鰹の新しい発見があるかもしれません。
