つい最近テレビを見ていたら創作漢字コンテストというのがあることを知った。
思い思い勝手に漢字を創ってしまおうと言うコンテストだ。
これがなかなか面白く世相を反映した漢字から何気ない日頃の出来事を漢字にしたり創意工夫で漢字をつくって応募している。
実はこのコンテスト、2010年から始まっていて今年2021年で何と11回も開催しているほどなのだ。
ホームページを見てみると創作漢字コンテスト広報アンバサダーには武田鉄矢氏の名前が載っていた。
武田鉄矢氏を広報担当とするところがニクイ感じがする。
人と言う字は、人と人が寄り添って出来た字だとその昔、金八先生が説いていたことはご存知の方も多いと思います。みんなが「へー」っと関心して聞いていたあの時代から、武田氏が後年白川静博士の漢字学説と出合い「人」の字のホント成り立ちを知ることになり、金八先生で説いていたのは何なんだったのかと「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」で面白おかしく話しているのを聞いた時は笑い転げたほどだ
第11回コンテストの最優秀賞は今の時代を反映した創作漢字で成程と思わせる漢字だ。
その創作漢字は『座』の字の右の「人」の字を真下に移動させ、対角線上に置いただけの創作漢字で読み方も【ザ】意味はもうお解りの方も多いと思うが、そう『離れて座る、ソーシャルディスタンス』だそうだ。なかなか洒落ている。
こんな感じで元の漢字に一本線を加えたり減らしたりと、一見すると何処が創作漢字なのか一瞬わからない漢字から、漢字には無い線や記号を書き加えたりと一文字で創作漢字を創り出す。
まあ、見ていると本当に色々考えてあり、どんな意味かを当てる楽しみもあってなかなか楽しめるのだ。
最優秀賞の他にもいくつか賞が設けられていて、何とも言っても入賞者には幾らばかりの商品券や図書券などが貰えたりするのも良い。
興味が湧いて来て一つ応募して見ようとホームページを見てみたら、残念なことについ最近締め切られてしまっていた。
来年のコンテストまで待たなければならない。
まあ、あと一年ゆっくりと創作漢字を考える時間が出来たと言うことで良しとしよう。