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分断、そして対立。

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2021年10月1日から緊急事態宣言が全て解除されることとなった。

感染者数が減少したこと、ワクチン接種が一定人数に到達したことなどで解除となった。だが世情を見てみると国会が10月14日衆議院総解散解散10月31日投開票の流れから政局絡みの思惑部分で意図的に解除したようにも見える。

こう言った予定調和的なところがどうも勘ぐってしまうところだ。

中国武漢から始まった新型コロナは瞬く間に世界中に伝播し流行病となった。

諸外国が足並みを揃えるように同じ方向に舵を取り日本もこれに倣う形でマスク、ワクチン接種と今に至る。

意外にも日本での新型コロナの感染者数、死亡者数は諸外国よりも低い。

なのに日本も諸外国と同じような対策をする。

その対策は最初の出足は亀の様に遅かった。が、いつの間にか諸外国に追いき追い越してしまった。

やはりこれは世界的な同調圧力と感じる。

そして世界的な圧力が日本国内でも起こった結果、「マスクをしない奴は非国民だ」「ワクチンを接種するのが当たり前だ」と言った風潮を生み出す。

巷間新型コロナに関する色々な話が飛び交う中、恐怖に怯える人も居れば怖くない単なる風邪だと言う人もいる。

自分の信念の元行動出来れば良いのだが日本人にはそれがどうも出来ない。

人の目が気になるのが人の世の常。

殆どの人が表面上大多数の意見に合わせてしまう。つまりは同調圧力に負けてしまうのだ。

尤も皆が皆そうではないと思うが。

これだけ長い間閉塞感のある生活を強いられていると相当ストレスも溜まってくる。

一部の人は新型コロナどこ吹く風と言って普段と変わらない行動をしている人もいる。

衆議院議員選挙が始まると同時に緊急事態宣言も解除され世の中は平時に戻ったかのように見えるが、テレビでは第6波に備えましょうと盛んにニュースで流してる。

これを受けてか以前のような自由な行動には程遠い。

ここへ来てワクチン接種証明書の有る無しで行動の自由に制限がかけられてしまう動きが既に日本でも出てきている。

フランスではこの様な自由意思を妨げることに対して反対デモが起こっている。

自由の国フランスでは当然のことだと思う。

至極当たり前のことで国は以前の状態に戻す事が責務であり個人の意識や行動を制限するような対応には疑問が残る。

この儘では不自由の国になってしまう。

こんな事が続くと個々人の考え方の違いから国に不信感が芽生え、分断・対立を生むことになりそうだ。

この冬はインフルエンザが猛威を振るうと盛んにニュースで流れている。

まるで予告のようだ。

インフルエンザの感染者数や死亡者数は新型コロナよりも遥かに多い。

なのに新型コロナのこの対応はこれまでのインフルエンザの対応と比べて明らかに異常と思える対応だ。

日本人は昔からお上に弱いというが、江戸時代ではお殿様が間違った行動を取ろうとした時は家臣達が『主君押込』と言って強制的に隠居させてしまう制度があった。

政治家は我々国民の代表者な訳であるから駄目な政治家は昔のように『主君押込』で引退して頂くほかないかもしれない。

そして皆が分断され、対立する前になんとか以前の状態に戻れるよう、一人ひとりの意識を変えていくことがこれからの課題なのだろうと思う。

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