代理人カードを作ろうと思いました。
先日親の代理人カードを作りに行ってきました。いざと言う時にお金を引き出したくても引き出せないなんて言うことが起こらないように今のうちに作っておいたほうが良いかと思って。
最近は生体認証と言って、手のひらの静紋認証や指紋認証などセキュリティを強化したキャッシュカードが巷間発行されています。これはとても安全性が高いキャッシュカードで、私たちの資産を強固に守ってくれるとても頼もしいカードなんですが、その反面使いずらい側面も持っています。
実は生体認証と言っても暗証番号の入力の代わりに生体認証でお金を引き出せるのかと思いきや実はそうではなくて、プラス生体認証のキャッシュカードなんですね。つまり暗証番号の入力と生体認証の2段階認証となっていることを最近知りました。
セキュリティ面を考えた場合、2段認証は安全性が高まりますが、ATMを利用するのに工数が嵩むのはやはりめんどくさいですね。
代理人カードとは
代理人カードとは本人の口座に対して配偶者や子供などにもキャッシュカードを発行してその口座を管理できるようにしたキャッシュカードのことを言います。
当たり前ですが生体認証のカードは本人以外確実にお金を引き出すことが出来ません。
またコンビニなどでは生体認証の読み取りセンサーが無いのでお金を下ろすことが出来ません。
従っていちいち銀行へ行くか近くの銀行ATMへ行かなければなりません。近くに有れば良いのですが遠くとなるとやはり不便です。
そして、家族にとって一番の問題は、本人以外に下ろせないこと。家族が代わりに下しに行けないことです。
それはそれで安全なんですが状況によっては困った事になる場合があります。
例えば本人が長期入院となった時など、家族がATMで代わりに下ろすことが出来ないんです。
まあ共働きの家庭は当座はそんなに問題は無いかと思いますが、そうでない家庭の場合、一家の大黒柱が万一入院となった時、家族の者ではお金を引き出すことができなくなるわけです。
入院となると纏まったお金も必要になると思います。また日頃から自宅にそのような纏まったお金を置いておくご家庭もそうそう多くはないと思いますのでセキュリティが高いと言うのもメリットがあればデメリットもあると言うことで痛し痒しのところが見受けられます。
そこで一つの口座を家族の誰かと複数のカードで管理が出来ると言ったカードが代理人カードなんです。
正に今回上記のような状況に陥ってしまい、幸いにも事なきを得て無事に代理人カードを作ることが出来ました。
ここで私みたいに慌てない為にも、予め代理人カードを本人以外元気な内に作っておいたほうが良いかと思いますので、代理人カードの作り方について簡単にまとめました。興味のある方は、参考にしていただけたら幸いです。
代理人カードの作り方
ここでは幾つかの都市銀行の代理人カード作成の条件などを紹介したいと思います。基本的に何処の銀行も代理人カードを作れるのは本人のみとなっています。手続きに代理人も一緒に行く必要はありませんが、代理人の身分証明書は必要になります。
尚、情報が古い場合や条件が変更されている場合があかもしれませんので作られる方は必ず銀行のホームページで確認して下さい。
みずほ銀行
項目 | 内容 |
申し込み人 | 本人が申し込む |
作成条件 | ご本人さまと生計を共にするご親族1名 さまに限り、代理人カードの申し込み が可能。 |
銀行に持参する物 | 通帳・キャッシュカード・銀行印鑑 本人身分証明書・代理人の身分証明書 (運転免許証や健康保険証など) |
発行手数料 | みずほマイレージクラブ会員は無料 それ以外は1,100円(税込) |
発行枚数 | 1枚 |
三菱東京UFJ銀行
項目 | 内容 |
申し込み人 | 本人が申し込む |
作成条件 | 生計を同一にするご親族さま1名に限り、 お申し込みいただけます。 原則として成人の方が対象となりますが、 満16歳以上であればお申込可能です。 |
銀行に持参する物 | 通帳・キャッシュカード・銀行印鑑 本人身分証明書・代理人の身分証明書 (運転免許証や健康保険証など) |
手続き | 手続きは比較的簡単で、受付の人がパソコン で操作するので申し込み用紙にあらかた印字さ れて出て来ます。後は自分の名前と代理人の名 前を記入し銀行印を押印するくらいで済みます。 |
作成日数 | 約1週間 |
発行手数料 | 無料 |
発行枚数 | 1枚 |
その他 | 代理人カードは本人カードと同じタイプのカード となります。 本人カードが生体認証の場合、代理人カードも生 体認証となります。生体認証をしている人の代理 人カードを作成する場合は、代理人も一緒に行か なければその場で代理人カードを申し込むことが 出来ませんので注意が必要です。 |
りそな銀行、埼玉りそな銀行
項目 | 内容 |
申し込み人 | 本人 |
作成条件 | 口座をお持ちの本人と同居家族(ただし成年者) の方に対して、1口座につき1枚発行できます。 |
銀行に持参する物 | 通帳・キャッシュカード・銀行印鑑 本人身分証明書・代理人の身分証明書 (運転免許証や健康保険証など) |
手続き | 代理人申請の用紙に必要事項を記入、 押印し窓口へ提出する。 |
作成日数 | 約1週間 |
発行手数料 | 無料 |
その他 | 代理人カードは通常ICカードで発行される。 生体認証カードにしたい場合は、代理人も 同行する必要がある。 |
何かのお役に立てれば幸いです