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新潟の今代司酒造と宝山酒造の酒蔵見学

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酒蔵見学をしに酒どころ新潟へやって参りました。今回は新潟駅からすぐの所にある今代司酒造と弥彦にある宝山酒造の二つの蔵を訪れて見学させて頂きました。

新潟は日本で一番酒蔵がある県で約89もの酒蔵があります。また、国税庁の資料によると2016年は日本酒の消費量でも一番の県となっています。

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宝山酒造

宝山酒造 外観

宝山酒造の創業は明治18年(1885年)だそです。今から150年近くも前から続いている歴史のある酒蔵です。

弥彦山に近い麓にある酒蔵で周りは田園地帯となっています。新潟県では酒蔵見学に訪れる人が多い蔵の一つです。この日も団体客がマイクロバスで訪れてました。さてどんな感じの蔵なんでしょうか。楽しみです。

場所はJR越後線岩室駅からタクシーで約10分ほどの所におります。駅から酒蔵までは長閑な田園の中を走って行きます。

今回行きと帰りの足に「弥彦タクシー」を利用しました。観光地のタクシーだけあって皆さん最初から話かけてくるんですね。色々とこの辺りのことをガイドしてくれるんです。10分くらいの道中ですが観光に来た気分が盛り上がります。

新潟市内のタクシーでは喋りかけられませんでしたが弥彦タクシーに乗って観光気分を味わうことが出来ました。弥彦タクシーの運転手さんありがとうございました。

宝山酒造は木造建築でいかにも歴史のある佇まいをしています。

暖簾を潜りお店に入るとそこは売店です。直ぐ脇に火鉢の置いてある腰掛けがあります。建物の中も良い雰囲気ですね。

宝山酒造 入口脇の待合コーナー
囲炉裏

丁度予約時間の5分前に訪れたら前の回の見学者達が、ぞろぞろと奥から出て来ました。たちまち店内は大賑わいです。

皆さん思い思いにお土産を買っています。

そこへマイクロバスが到着して団体さんがドットやって来ました。大体14,5人くらいでしょうか。今日はこの団体さん達と一緒に見学のようです。

程なくすると女将さんが出て来て見学の始まりです。

宝山酒造 暖簾

お店の奥の暖簾を潜るとそこがお酒を作っている作業場になります。

女将さんから日本酒が出来るまでの作業工程の説明があります。今回は時期的なこともあり丁度酒母づくりと絞りの工程を見れることが出来ました。あとはお馴染みのタンクの見学を経ていよいよお楽しみの試飲会となるのですが、その前に女将さんから蔵の歴史や蔵で作っているお酒の紹介など 講釈があります。

宝山酒造 酒母つくり工程
宝山酒造 絞り工程
宝山酒造 タンク

女将さんの話しの中で面白かったのは、宝山酒造では日本酒を化粧水として販売しているんですね。

女将さんの経験から日本酒はお肌に塗ると保湿効果でお肌がしっとりするそうです。実際の女将さんの肌はとても透き通ってましたからこれまたとても説得力のある話しです。

日本酒を飲まないで化粧水の用途で使う発想は女性ならではの発想だと驚きました。

化粧水として販売してはいるもののアルコールなので使う前に手等目立たないところでアレルギー反応が出ないか一度試してからお使いくださいだそうです。もし、お肌に合わない場合は飲んでも大丈夫だそうです。だって日本酒なんだから。

一通り女将さんの話を聞いたらいよいよ試飲です。7種類くらい試飲することができます。

一つ一つタイプが違って自分の好みのお酒を見つけるのが楽しみです。

今回特に個人的に美味しかった日本酒を紹介します。

「原酒」です。原酒なのでアルコール度数は高めですがしっかりとした味で美味しく感じました。

宝山酒造 試飲で提供された原酒
真ん中の丸い瓶が原酒

「菊まつり限定酒あらばしり」

磨きは75%ですがこちらも飲みやすくて美味しかったです。

宝山酒造 試飲の酒
あらばしり

この2つのお酒以外も美味しいお酒を試飲することができます。

宝山酒蔵では見学と試飲がセットで無料で見学することができます。見学する際は予約が必要となりますのでお越しの際は予め予約をしてから行きましょう。

今代司酒造

今代司酒造は新潟駅から歩いてる行ける酒蔵です。

創業は1767年と言いますから200年以上の、歴史があります。日本はテレビ時代劇でお馴染みの江戸時代は田沼意次が側用人になった時代です。そう考えると江戸時代からある蔵ってすごいですよね。

新潟の酒蔵に限らず、江戸時代から創業の酒蔵って結構多そうですよね。

流石新潟県は蔵元が日本で一番多い県だけあって見学に訪れる人が多いです。しかも外国から訪れる方も多くて本日も3割位は外国人でした。

なので、こちらの見学では、1日何回かある内の一回を英語で行っています。

入口を入るとそこはお土産屋になっていてそこで造られた日本酒や甘酒などを売っています。お店の奥に暖簾があり、その暖簾を潜ると実際にお酒を作っている工場となります。

見学者は、時間がくるまでそこで待ってます。

目の前に古い蔵があり大きな注連縄がぶら下がってます。入口脇に今代司酒造の法被が衣紋に掛けられていてるので、それを着て蔵の前で記念撮影をしてよいそうです。

昔の蔵の前で今代司酒造の法被を着て記念撮影が出来ます。

外国方が思い思いのポーズで記念撮影をしていました。

外観とお店は現代風ですが、暖簾を潜るとそこからは歴史を感じさせる建物の作りになっています。

記念写真撮影にバッチリの蔵の前で説明を聞いた後いよいよお酒を作っているところの見学です。

そうそう、今回の見学では写真撮影禁止の箇所があるのでガイドさんに従ってくださいね。

扉を開けて中に入ると、辺りは醪の香りでいっぱいです。

この時期は、新酒の時期で丁度お酒の絞りの工程を見学することが出来ました。

どの回の見学をするかによって見学出来るお酒の製造過程が、違ってきますのでそれも楽しみのひとつですね。

今代司酒造 絞り工程
絞り工程 酒粕をとっているところ
今代司酒造ミュージアム

その後も3段仕込みをするタンクを見学して一通り説明された後、元の場所に戻って来ました。

記念撮影する蔵の中のタンク

最後に昔使っていた火入れの釜の説明があり、最後に記念撮影をした昔の蔵の扉の御開帳を以て酒蔵見学の終了となります。

火入れの釜

その後はお楽しみの試飲会が待ってます。

今代司酒造では、無料と有料の試飲があって、無料は甘酒2種類と日本酒1種類が試飲できます。有料の試飲はお一人様1,000円で10種類以上試飲でき思う存分楽しむことができます。

遠方から来られる方は、ホテル日航新潟のプランで今代司酒造見学&試飲付きプランが有りますのでこちらを利用してみるのも良いかもしれません。ホテルから酒蔵までの無料で送迎してくれます。送迎はホテルの往復かホテル→酒蔵→新潟駅のいずれか選べるみたいです。

おすすめは酒蔵見学の後はホテルに戻らず、新潟駅まで送ってもらって、ぽんしゅ館で更に他の蔵の日本酒を試飲するなんてどうでしょうか。

まとめ

今回は、新潟の酒蔵2軒を見学して来ました。とても赴きのある建物で100年以上の歴史を感じさせてくれます。説明してくれるのはどちらも女性の方でとても感じの良く楽しく見学することができました。また外国の方も日本酒に興味があるのかそれとも古い日本家屋に興味があるのか見学に訪れてました。

日本文化がより一層外国へ広がって行く実感を感じることが出来ました。

新潟のお酒の特徴は「淡麗辛口」と言われています。吟醸香もそんなに無くこれから日本酒にチャレンジしてみたい方には比較的飲みやすいお酒だと思います。

日本で一番多い酒蔵がある新潟県の日本酒を蔵毎に飲み比べてみるもの良いかもしれません。

新潟で打って付けの場所と言ったら「ぽんしゅ館」の利酒番所が500円で5種類の新潟のお酒を試飲することができます。是非新潟に行った際には新潟駅から直ぐですので訪れてみては如何でしょうか。きっと好みの日本酒に出会うかもしれません。

新潟ぽんしゅ館はこちらからどうぞ。

東京にある豊島屋酒造にも見学に行ってきました。興味のある方はこちらからどうぞ。

今代司酒造には変わったところで牡蠣の為の日本酒があります。

宝山酒造のひと飲み酒シリーズ

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