人形町で何処か美味しい和食屋を探している中で見つけたお店の一つが「なな福」である。
場所は日比谷線の人形町駅を降りて人形町通りの「ちよだ鮨」の脇道を入って直ぐの処にある。
2023年6月にオープンしたと云うから未だオープンして1年も経っていない新しいお店のようだ。
その為お店は真新しく綺麗である。
カウンターが2席しかなく、他は4席テーブルが4つのみと、都合18席の小体なお店は御夫婦でやられているのか丁度良い大きさのお店だと思う。
コース料理が7,700円、11,000円、14,800円(何れも税込)とあり、居酒屋よりワンランク上のお店で有ることが伺える。
取り敢えず初見なのでアラカルトで行くことにした。
お通しは二品。
ばい貝の煮付と牡蠣のしぐれ煮。
牡蠣がふっくらとしていて美味しいしぐれ煮である。
メニュー構成は、一品・菜、お刺し身、揚げ物、焼き物、鍋、食事、甘味とある。
どの料理も1,000円以上のお値段で大衆居酒屋よりも高目の価格設定である。
今日頂いた中で特に気に入ったのが、『珍味五種盛り(2,300円)』である。
その日に依って中身は違うそうだが、本日の珍味は「えいひれ」「自家製からすみと烏賊げそ」「ふぐ皮ポン酢」「スルメ烏賊(はらわた入り)」「まぐろの酒盗」と、どれも日本酒に良く合いそうな、そして身体には悪そうなものばかり(笑)。
然しこれがなかなか良いのか悪いのかお酒が進んでしまう。
またホールの女性もお酒が無くなった頃を見計らい次のお酒を勧めて来るのだ。
メニューに載っていない日本酒も幾つか置いて有るようで盛んに勧めて来た。
銘柄を忘れてしまったが、値段を聞いたところ若干高めのお酒であった。
まあ、余り飲みたい銘柄ではなかったのもあり今回は遠慮することにした。
そして頂いた日本酒は「伯楽星 純米吟醸」「貴 ふぐラベル」「仙禽 純米吟醸 生原酒 立春朝搾り」と都合三合。
貴ふぐラベルは燗酒用に作られたお酒だそうで常温、冷やで呑んでも美味しいが燗酒にするとまた違った味わいになるとのこと。燗酒じゃなく冷やで飲んたがそれでも美味しい。
そしてこのお店の日本酒は純米から純米大吟醸まで10銘柄ほどメニューに載っているがやや純米吟醸の揃えが多いようだ。
その他にもメニューに無い日本酒や焼酎、ウィスキー、ワインと一通りのお酒が置いてある。
特にワインは和食のお店としては種類も多いほうだと思う。
今回アラカルトでお邪魔したけれどこのお店はコース料理のほうが良さそうな感じがする。
色んなものを少しずつ食べられるからだ。
次回訪れる機会があればコース料理にしてみようかな。
本日はご馳走さまでした。