4月も終わる頃、文京区は根津神社にあるつづじを見に訪れました。
この日は快晴でとても気持ちの良い天気を通り越して兎に角暑くて
陽射しが強く既に夏を思わせるような気候でした。
根津神社のつつじは4月上旬から下旬が見頃で毎年つつじ祭が催されています。
根津神社のつつじはいつ頃からなのか。
それは江戸時代まで遡ります。
元々この地は、甲府藩主徳川綱重の下屋敷でした。
当時将軍になる前の弟である館林藩主綱吉の縁で館林からキリシマツツジをこの下屋敷に移植したのが根津のつつじの始まりだそうです。
その後、根宝永3年(1706)現社殿等7棟が徳川五代将軍綱吉によって造営され今日に至っています。
この日は休みの日もあってか、根津神社はつつじを観に来る人でごった返しています。
表参道から鳥居を潜り楼門の方へ歩いて行くと左手につつじ苑が見えます。
つつじを鑑賞するのに寄進料300円を払います。
小高い斜面一面に植えられたつつじは赤、青、紫と色とりどりに咲きほこっていて圧巻です。
皆さんつつじを鑑賞するのに順路を守って歩いて居るのは日本人らしいところ。その道中、思い思いにつつじを撮っています。
然しまぁ、これじゃぁつつじを観に来たのか人を観に来たのか判らないくらいの人集りですな。
一通りつつじを鑑賞した後は根津神社へお詣りです。
参拝客も大勢いて社殿まで長蛇の列。楼門を越えて鳥居のほうまで並んでいます。
根津神社の御祭神と相殿
御祭神
- 須佐之男命(スサノオノミコト)
- 大山咋命(オオヤマクイノミコト)
- 誉田別命(ホンダワケノミコト)
相殿
- 大国主命(オオクニヌシノミコト)
- 菅原道真公(フジワラノミチザネコウ)
根津神社
- 縁結び
- 願望成就
- 災厄除け
- 邪氣祓い
- 学業成就
さて、無事にお参りを済ませたので根津神社を後にします。
鳥居を潜り表参道に出ると向こうからつつじを観にくる人が続々とやって来ます。
つつじも来月になると見頃も終わってしまうので最期とばかりに大勢訪れるのでしょう。
おっと、もうお昼時、そろそろお腹も減って来ました。
今日はこの近くにある「鮨かじわら」でランチ鮨です。
こんな天気の良い日には、鮨をつまみながら一杯やるのが最高です。
場所は不忍池通りの根津神社入口交差点から一本奥に入った通りにあります。
甘味処「芋甚」の脇道を入った処に在るので直ぐに判るかと思います。
お店に入ると既に先客がいて一杯やっている様子。
ちと出遅れたか。
ランチは「おまかせ」と「お好み」の二つから選べます。
今回は「おまかせにぎり(10貫お椀付き)」をお願いしました。
先ずは瓶ビールで喉を潤します。
真夏を思わせるような陽射しで気温も平年より高目、冷たいビールがカラダに染み込み少し疲れた細胞が一瞬で蘇って来ました。
「鮨かじわら」さんは大将お一人のオペレーションなのでゆっくりとお鮨が出てきます。
ここはのんびり気長にランチするとしましょうか。
真鯛から始まったお鮨は、墨烏賊、あじ、かつおと続き、小肌、赤えび、白魚の軍艦と繋ぎます。
そして烏賊下足、穴子と来て最後に玉子で一通り終了です。
途中ビールから日本酒に変えて、秋田の千代緑を頂きました。
スッキリとした呑み口で鮨に合います。
今日のお鮨で特に美味しかったのが、鯵と赤えびかな。
因みにランチのおまかせ握りコースは3000円です。
この値段で食べられるのなら十分美味しいかと思います。
ただ全体的に量が若干少な目なのか皆さん何貫か追加してました。
斯くいう僕も二貫ほど追加しましたが値段はそんなに高く跳ね上がりませんでしたので良心的だと思います。
根津では人気のお鮨屋さんのようですので予約してから行かれたほうかよろしいかと。
じゃないと入れない可能性が高いかと
では、本日もご馳走様でした。