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旬の食材を食べよう 卯月 アスパラガス

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日本には春夏秋冬の四季があり、その季節になると様々な野菜や果物や魚介類が旬を迎えます。それら食材は、一年を通してエネルギーが高く栄養豊富で、何よりも一番美味しく頂ける時期です。旬の食材を食べることで地球のエネルギーの循環サイクルに乗っかり、栄養価の高い食材を摂ることが出来ます。そうすることでいつまでも健康を維持することが出来るのでないかと考えます。では、睦月にはどんな旬の食材があるのでしょうか。

アスパラガス

アスパラガスはギリシャ語のasparag(芽を意味する言葉)が由来とされています。こらが日本では英語のAsparagusをカタカナ表記しています。

この言葉の意味するする通り日本古来の野菜ではなく、江戸時代に鑑賞用として伝来したものを大正時代に食用として栽培。昭和の戦後になってようやく本格的に栽培され、現在普通に我々の食卓に登場するようになりました。

1980年代頃になると、消費量が増えはじめ、増加傾向にありましたが、近年はやや横ばいになっています。日本国内での生産量は約20,000トン前後で推移しており、輸入品(主にメキシコ、ペルー、中国産)が多く流通しています。

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アスパラガスの栄養と健康効果

アスパラガスは、疲労回復や血流改善に優れた栄養豊富な野菜です。特にアスパラギン酸やルチン、ビタミン類が健康維持に役立ち、免疫力アップや美肌効果も期待できます。

主な栄養素

アスパラギン酸(アミノ酸の一種)

疲労回復を助け、スタミナ維持に役立つエネルギー代謝を促進し、体の回復を早めます。

ビタミン類

  • ビタミンA(β-カロテン):免疫力を高め、肌や目の健康を維持
  • ビタミンC:抗酸化作用があり、老化防止や美肌に効果的
  • ビタミンE:血流を改善し、動脈硬化や冷え性の予防に役立つ
  • 葉酸:細胞の生成を助け、妊娠中の女性に特に重要

ミネラル

  • カリウム:体内の余分な塩分を排出し、高血圧を予防
  • カルシウム:骨や歯を強化し、骨粗しょう症予防に役立つ

食物繊維

腸内環境を整え、便秘を改善する

ルチン(ポリフェノールの一種)

血管を強化し、血流をスムーズにする動脈硬化や高血圧の予防に効果的

料理

春先になると、馴染みの八百屋の店先にアスパラガスが並ぶ。しゃんと背筋を伸ばしたその姿を見ると、ああ、こいつをさっと茹でて、熱いうちにバターを落としたらうまかろうな、と無性に食べたくなるものだ。

さて、ここにいくつか、アスパラガスを使った簡単で旨い料理を記しておこう。

1. アスパラガスのバター炒め

春のアスパラガスは、青々として張りがある。こういうものは、あれこれ手を加えず、さっと炒めるだけで十分うまい。まず、根元の固い部分を少し切り落とし、筋を取る。適当な長さに切ったら、鍋にバターを落とす。じゅわりと広がる香りがたまらない。アスパラを放り込み、強火でさっと炒める。火を通しすぎると、せっかくの歯ざわりが台無しになる。塩と胡椒を軽く振り、仕上げにさっとひと混ぜ。皿に盛り、熱いうちに口へ運ぶ。噛むほどに広がるバターのコクと、アスパラの香ばしさ。飯にも、酒にも、申し分ない。

【材料(4人分)】

  • アスパラガス……8本
  • バター……20g
  • 塩……少々
  • 胡椒……少々

2. アスパラの肉巻き

アスパラは、脂のあるものと合わせると、ぐんと旨くなる。豚の薄切りで巻いて焼けば、それだけで立派な一品だ。まず、アスパラをさっと塩茹でする。長く茹でてはいけない。歯ごたえが残る程度に火を通し、冷水に取る。豚バラ肉を広げ、アスパラを乗せてぎゅっと巻く。ここで緩く巻くと、焼いているうちにほどけるから気をつけたい。小麦粉を薄くまぶしておくと、焼いたときに香ばしく仕上がる。鍋に油をひき、巻き終わりを下にして焼く。こんがりと焼き色がついたら、醤油、みりん、少しの砂糖を加えて煮絡める。甘辛い香りが立ちのぼる頃には、もう箸を持つ手がうずうずしてくる。焼きたてを頬張れば、豚の脂の甘みとアスパラの青い香りが広がる。飯が進むこと請け合いだ。

【材料(4人分)】

  • アスパラガス……8本
  • 豚バラ薄切り肉……8枚
  • 塩・胡椒……少々
  • 小麦粉……適量
  • サラダ油……適量
  • 醤油……大さじ2
  • みりん……大さじ2
  • 砂糖……小さじ1

3. アスパラと半熟卵のサラダ

アスパラと半熟卵。この取り合わせは、見た目も味も申し分ない。アスパラはさっと塩茹でにする。茹で過ぎてはいけない。湯にくぐらせ、しゃきっとした頃合いで引き上げる。卵は六分、ぴたりと茹でる。こうすると、白身はしっかり固まり、黄身はとろりと仕上がる。皿にアスパラを並べ、半分に切った卵を添える。そこへオリーブオイルをひと回し。塩、黒胡椒、粉チーズを振れば、それだけで十分にうまい。黄身を崩し、アスパラに絡めて食べると、コクのある旨みが広がる。酒の肴にも、食事の一品にもぴったりだ。

【材料(4人分)】

  • アスパラガス……8本
  • 卵……4個
  • オリーブオイル……大さじ2
  • 塩……適量
  • 黒胡椒……適量
  • 粉チーズ……適量

どの料理も、素材の持ち味を活かし、手間をかけすぎないものばかり。春のアスパラは瑞々しく、香りが良い。こんなものを食べずにいるのは、もったいないというものだ。さて、どれから作るとしようか。

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