本ページはプロモーションが含まれております。

400年以上もの歴史のある豊島屋酒造の酒蔵見学に行って来ました。

この記事は約5分で読めます。

5月の初旬、春の日差しよりも夏の日差しを感じるくらいの暑い日、時代も平成から令和へと変わり新たな時代が始まろうとしているそんな日にここ東村山市にある酒蔵「豊島屋酒造」へ見学に行ってきました。

初めての酒蔵見学です。さてさてどんな体験になるのでしょうか。楽しみです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

歴史のある蔵

東村山駅に降り立ち目的地の豊島屋酒造まで約1キロ、暑い日差しのなかてくてく歩いていきます。

東村山駅

道順はそれほど難しくなく、東口を出て甲州街道に出たら青梅方面へ歩いて行き、久米川社交差点を右に曲がって二股を左に行った先にあります。およそ20分の道のりです。

蔵元の前にはひときわ大きな木がありありました。

豊島酒造 遠景
豊島酒造前にあるひと際大きな木

予定の時間より20分近く早く着いたので。お酒が展示している部屋に入って受付を済まし、暫く展示しているお酒を眺めていると、今回案内していただいた高橋さんがやって来てました。

豊島酒造 遠景
豊島酒造に展示てあるお酒

ここは今工事中ということで、別室に案内されてそこで今回の見学の説明を聞いてからいざ見学です。

まず最初に、下の写真にある井戸の前で豊島屋酒造の歴史について説明がありました。慶長元年1596年からの操業というから今(2019年)から423年前です。東海道中膝栗毛にも登場してるそうです。凄く歴史のある酒蔵ですね。。

豊島酒造 井戸水のタンク

さていよいよ工場の中に案内され、お酒の出来るまでの工程について丁寧に説明していただきました。

先ずはお米を洗う洗米機や炊く釜などの説明から始まり、昔は大きな盥や釜などでやっていたが今では全部器械で行っているそうです。

豊島酒造 お米を洗う洗米機

日本酒が出きるまでには様々な工程を経てあの美味しい日本酒が出来ます。それはそれは正しく人間と自然のハーモニーで、上手く奏でることが出来たらそれはそれは素晴らしいお酒が出来上がり、そして私たちが美味しく頂くことが出来る訳です。自然の力に感謝です。

日本酒が出来るまでの工程

ではここで日本酒が出来上がるまでの工程を見て見ましょう。参考にしたのはトリップアドバイザーさんの「日本酒ができるまで」です。

tripadvisor.jp

大分端折りましたが基本的な作業工程のみ抜粋してみました。次のような様々な作業工程を経て日本酒は出来上がります。美味しいお酒はそう簡単には出来ないものなんですね。

お酒のできるまでの工程1
お酒のできるまで1の続き

更にそれぞれの工程で決められた加工方法があって、それが純米酒、吟醸酒、大吟醸となって出来上がってきます。日本酒は本当に奥が深いです。

昔は一つ一つ手作業だった。今はどんどん機械化が進んでいる。

お米を洗うところの工程から日本酒の出来上がる迄の作業工程を順番に説明を受けながら見学して行きました。なかでも麹室は、中には入ることができませんでしたが、この室でお酒の出来が決まる大事な場所を見られたことは感激でした。

豊島酒造 麹室2

また、醪仕込みのタンクも上にあがって中を見せてもらうことができます。如何にお酒を作ることの難しさを情熱を込めて語っていらしたのが印象です。やはり酒作りの人は熱い!

豊島酒造 タンク
豊島酒造 タンクの中
豊島酒造 昔使用していた井戸
中を覗くと吸い込まれそうです。

こちらは昭和30年代まて実際に使われていたと言う井戸です。もう水は枯れているとのことです。

そろそろ見学も最後の方になって来ました。最後は、昔の蔵を見学です。工場の中に蔵があります。つまり昔の蔵を今の工場が覆って建てられているわけです。蔵を取り壊さないところが何となく良いですね。また、そこの場所だけ他とちょっと空気が違ってましたね。

約20~30分位工場見学を終えて最初の部屋に戻ってきて、いよいよお楽しみの試飲です。

豊島酒造さんで造られている日本酒ラインナップをちょこっとづついただきます。

豊島酒造 試飲で飲めるお酒1
豊島酒造 試飲で飲めるお酒2

やはり、純米酒、純米酒大吟醸、山廃とそれぞれの違いがはっきりとわかります。

ここでも高橋さん其々のお酒の特徴を丁寧に説明して頂きました。

そうそう、山廃には苦労されたそうです。色々考えて試して見たけれと最初は出来なくて頭を抱えたそうです。大学の研究室に協力を頂き調べてみると窒素が足らないのが原因ということが判明したそうです。それが判ってからは普通にお酒を作ることが出来たそうです。

ところで、今回の試飲ではお酒に混じって味醂が提供されてました。豊島酒造さんで造られている味醂です。「天上本みりん心」

本味醂でアルコールもキチンとあります。

この味醂を頂きましたがこれが驚きです。変な甘味が無くて凄く美味しいんです。

味醂と言えば料理に使うもので飲み物じゃないと思ってましたから。

これが初めての経験で味醂の概念が変わりましたね。

でも、市販で売られている「みりん風味」はみりんじゃないから飲んでも美味しくないよと、高橋さんはおっしゃってました。

高橋さん曰く、この味醂の美味しい飲み方は水で割ってレモンを搾るだそうです。

最後までこの飲み方を勧めてました。まだ試して見てませんがホントにオススメなんでしょう。

で、この味醂ホントに美味しかったので買って帰りましたよ。

因みに値段は600mlで675円です。

国産もち米のみ使用し、醸造用糖類を添加していない味醂です。何だか身体に優しい感じがしますね。

都内だと、神田に豊島酒造さんのお店がありますのでそちらで購入することが出来るそうです。

感想

歴史のある酒蔵見学で日本酒の知識も深まり日本酒を作っている人達の熱い思いも感じられる見学でした。

そして、カレーは飲み物とは聞いたことありますが、味醂も飲み物とは。江戸時代では飲み物だったんですね。知りませんでした。買って帰った「天上本みりん心」で煮物を作りました。いつもとちょっと違って奥行きのある味に出来上がりました。これはリピート決定です。

今回初めての酒蔵見学。色々と知らないことも多く、とても勉強になりました。これから益々日本酒が楽しく美味しく飲めるようになりそうですwww。

皆さんも是非酒蔵見学如何でしょうか。

タイトルとURLをコピーしました