いつもは蕎麦をランチに選ぶ私ですが、たまには違うものを、ということで宇都宮にある干物が自慢の定食屋「炭火焼干物定食 つくし」に行ってきました。場所は宇都宮ICから車で7分ほど、国道119号線沿いです。開店直後に到着しましたが、すでに駐車場はほぼ満車。親切にお店の方が外まで出て誘導してくださり、なんとか車を停められました。第2駐車場もお店の裏にあるそうなので、万が一満車でも安心です。
暖簾をくぐると、カウンター、テーブル、小上がりと席の種類が豊富で、店内も広々としています。隣のテーブルとも程よい距離があり、ゆったりと食事を楽しめる配慮がされています。テーブル間にはビニールの仕切りもあり、コロナ禍を意識した対策が今もなされているようです。
さて、メニューを開くと干物をメインとした定食がズラリ。秋刀魚、アジ、サバ、ホッケ、赤魚など焼き魚の定番が勢ぞろいしています。それに加え、お刺身やアジフライなども豊富に並び、何を選ぶか迷ってしまうほどの充実ぶり。その中で目に留まったのが、限定15食の「つくしランチ」。豆腐ときのこをメインにしたランチで、メニューの写真には少しずつ盛り付けられた色とりどりの品々が並び、心をぐっと掴まれました。
豆腐ときのこの「つくしランチ」の内容
「つくしランチ」は7品+デザートという贅沢な内容です。ご飯、お味噌汁、お新香もついて1,500円。限定15食ということもあり、すかさずこれを注文しました。ここでお酒を飲みたくなるところですが、今回は車なので我慢です。じっくりと味わっていきましょう。
メニューから内容を拾ってみると何と7品+デザートと豪華な内容です。
- 舞茸・玉ねぎ・桜海老のかき揚げ
- 豆腐ときのこのグラタン
- 揚げ出汁豆腐しめじあんかけ
- 豆腐とひじきのサラダ
- 厚揚げと大根の炊き合わせ
- かじきマグロ西京焼
- なめこおろし
- デザート
豆腐とひじきのサラダ。
豆腐はおからですね。おからやヒジキって最近食べる機会が少なくなりましたね。特におからは最近の料理に殆ど登場しない気がします。
久し振りに食べるおからは余り甘すぎず美味しく感じました。
舞茸・玉ねぎ・桜海老のかき揚げ
お次は天ぷらです。天ぷらは抹茶塩でいただきます。
舞茸の旬は秋。今が味が乗って美味しい食べごろ。舞茸を噛みしめると口の中でジュワ〜っと舞茸の旨味が広がります。
ここにも旬の桜海老を使っています。玉ねぎの甘みと桜海老の旨味が口の中で混ざり合い、抹茶塩の塩気が食欲を更に掻き立てる味わいです。
さてさて、いっぱいあるので目移りしてしまいます。
豆腐ときのこのグラタン
グラタンというと洋風ですが、中身は豆腐ときのこ。アツアツの器で登場し、香ばしい焼き目が食欲をそそります。他にはない、和風グラタンが楽しめます。
厚揚げと大根の炊き合わせ
しっかり味が染みた大根と厚揚げが優しい味わい。懐かしさが感じられる味わいで、和食の良さが詰まっています。
揚げ出汁豆腐しめじあんかけ
揚げ出汁豆腐の上に蒸し海老がのった、風味豊かな一品。しめじあんの旨味と豆腐のやわらかさが絶妙で、さっぱりとした味わいが魅力的です。
かじきマグロ西京焼
西京味噌にしっかりと漬けられたカジキマグロは少し弾力があり、噛むごとに旨味が染み出す一品。焼き加減も絶妙で、お米が進む味わいです。
かじきマグロは西京味噌に漬けているせいか少し弾力性がありしっかりとした噛みごたえがあります。
なめこおろし
なめこと大根おろしの組み合わせはさっぱりとしており、ご飯との相性も抜群。全体を引き締める役割を果たしているこの小鉢が、つくしランチの完成度を高めています。
こうして1品ずつゆっくり味わっていくと、「こんな豊かなランチを1,500円でいただけるのか」と感動さえ覚えます。どの料理も見た目だけでなく、味わいも上品で、まるで懐石料理のように、少しずつ色々な味を楽しめるのがこのランチの良さ。お酒を楽しむ方なら、おつまみとしても最高でしょうが、今日はお預け。じっくりと料理そのものを堪能しました。
女性に人気!早い時間に売り切れ必至のつくしランチ
店内には「つくしランチ」を注文するお客さんが多く、ランチの盛り合わせが運ばれていくのを見ていると、ほとんどがつくしランチを選んでいる様子でした。特に女性のグループに人気のようで、この限定ランチの充実度を考えれば納得です。
炭火で焼かれた干物がメインの定食屋さんですが、豆腐やきのこをふんだんに使ったつくしランチは、健康志向の方やいろいろな味を少しずつ楽しみたい方にもおすすめです。早い時間に訪れたほうが確実に楽しめそうなので、気になる方はぜひ早めに足を運んでみてください。
今日もご馳走さまでした。次回はぜひ、干物の定食にもチャレンジしてみたいものです。
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