【千葉県の美味しいうなぎ屋】北小金にある地元密着型の「なか瀬」

千葉県松戸市小金は、江戸時代には、水戸街道の宿場町として栄えていた場所で、当時は小金宿と呼ばれてました。

千住宿(東京都足立区千住)から数えて4つ目の宿場町です。

なかなか歴史のある町で、今は神社やお寺などの歴史散策、花と緑の町として四季折々に訪れる人が絶えない場所となっています。

今回ランチでお邪魔した「なか瀬」さんは小金宿通りにある鰻屋さんです。JR常磐線北小金駅から歩いて約10分ほどの処にある小ぢんまりとしたお店です。

途中には東漸寺と言う浄土宗のお寺があり、食後の散歩には丁度よいかと思います。

年季が入っている感じのお店は、4人席テーブルが2つ、小上がりには4人テーブルと2人テーブルがあります。

鰻屋さんと言うイメージよりか、町の食堂と言った雰囲気でした。まあ、これはこれで味のあるお店です。

メニューには色々と書いてありましたがランチメニューはシンプルに次の3つだけのようです。

店内で食べる場合は肝吸いがサービスで付いてきますが、テイクアウトする場合には別途150円の料金がかかるようです。

この3つのランクの違いを尋ねたら、鰻の量の差だそうです。(竹)は中サイズ半身だけ、(松)は中サイズ一匹、(特上)は大サイズ一匹が入っているそうです。

本日のお品書き

という事で今回注文したのが真ん中の(松)。

さて、どんな感じの鰻が出て来るのでしょうか。楽しみです。

ところでこちらのお店は調理からホールまで女将さん一人で切り盛りしています。なので店内は揺ったりとした時間が流れています。

女将さんが厨房に入ってしまうと調理する物音などが殆んど聞こえてこず、テレビの音だけが静かな店内に響き渡っています。

鰻が出て来るまで少々時間があるので取りあえずビール(中瓶450円)を飲んで待つことに。お通しには蒸かした里芋に味噌を付けたものがでてきました。珠にはこういった素朴なお通しも良いもんですね。では、これを相手にチビりチビりとやりながら鰻が出て来るのを待ちますか。

ビールも殆んど無くなり掛けた頃に、お待ちかねのうな重(松)の登場です。お新香ときも吸いがついで来ます。

うな重の蓋を開けると鰻のタレの良い匂いがしてきて食欲がそそられます。

箸で簡単に崩れくらいとても柔らかい鰻は、甘さ控え目なタレと相まってとても美味しい飽きない味のうな重です。

個人的に残念なのがご飯。少し軟らかすぎです。タレがかかるので少し硬めのご飯が美味しく感じられるので、ご飯がもう少し硬かったら尚良かったです。

ところで、うな重(特上)を頼まれていたお客さんのをちらっと見たら、うなぎがお重から溢れそうなくらいいっぱいでした。500円違いなのでお腹に余裕があれば特上良いかもです。

店内は地元のお客さんが続々とやって来て直ぐにいっぱいになりました。テイクアウトするお客さんも注文しては帰って行きます。

地元の人に愛されている鰻屋さんのようです。

本日はご馳走さまでした。