暑い夏に食べたくなるものといえば、やっぱりうなぎ!
うなぎと言えば「土用の丑の日」ですが、この習慣を広めたのは江戸時代の発明家・平賀源内。以来、夏のスタミナ食として日本人の食文化に根付いています。
今年(2020年)の関東の梅雨明けは8月にずれ込み、ようやく訪れた夏本番。猛暑の中、「これはもう、うなぎを食べるしかない!」と思い立ち、本所吾妻橋にある名店「鰻禅」へ足を運びました。
本所吾妻橋のうなぎ名店「鰻禅」とは?
食べログで「東京 うなぎ TOP20」にランクインし、押上・向島エリアでは堂々の1位を誇るお店。ふっくらとした焼き上がりと、甘すぎず辛すぎない絶妙なタレが評判です。
「これは期待できる…!」と、ワクワクしながらお店へ向かいます。
行列必至!開店前に並ぶべし
鰻禅の開店時間は11:00。しかし、鰻は注文を受けてから捌き、焼き上げるため、提供までに40分ほどかかるとのこと。
確実に1回転目で入りたいので、開店15分前(10:45)に到着しました。
すでに5組ほどの先客が並んでおり、その後も次々と人が増えていきます。女将さんが注文を聞いて回り、席が確保できるかどうかの確認も行っていました。
「ギリギリセーフ!」なんとか1回転目に入ることができましたが、私たちの次の組からは「約1時間半待ち」との案内。開店30分前には並んでおくのが安全ですね。
店内の雰囲気と座席
店内は、
カウンター席6席
テーブル席数卓
2階は座敷(ランチタイムは1階のみ)
と、比較的こぢんまりした空間。和の趣を感じる落ち着いた雰囲気です。
着席すると「お酒は?」と女将さん。もちろん、いただきますとも!
待ち時間も楽しむ ビールと日本酒を嗜む
注文を受けてからうなぎを焼き始めるため、提供までに約40分。この時間をどう過ごすかも、鰻屋の楽しみのひとつ。
まずは、キンキンに冷えた瓶ビールを注文。お通しは味噌と鮒の佃煮。じっくりと味の染み込んだ佃煮は、お酒のアテにぴったりです。
続いて日本酒へスイッチ。選んだのは福島県・大和川酒造の「弥右衛門」。スッキリとした飲み口で、うなぎとの相性も間違いなし。
店内には、うなぎが焼かれる香ばしい匂いが広がり、期待感がどんどん高まります。

鰻のひれ部分の串焼きがサービスで出てきました。少し醤油の味が立ったタレが特徴でお酒肴には最適です。

絶品!うな重「上」を実食
40分ほど経った頃、待望のうな重が登場。注文したのは「上」(3,600円)。
メニューは、
二段重(7,700円)
特上(4,100円)
上(3,600円)(今回注文)
の3種類。特上との違いは「鰻の量」だけで、質は同じとのこと。
うな重の蓋を開けると、目に飛び込んでくるのはふっくらと輝く鰻!

● ひと口目——皮はパリッと香ばしく、身は驚くほど柔らかい!
江戸前の「蒸し」の工程がしっかりとされているため、口の中でとろけるような食感です。
● タレの味は控えめで、ご飯とのバランスが絶妙
甘すぎず、しかししっかりと鰻の旨味を引き立てる味付け。ご飯にタレが程よく絡んでおり、最後まで飽きずに食べられます。
● 付け合わせの肝吸い
うなぎの肝のコクと出汁の旨味が合わさった、上品な味わい。さっぱりとした口当たりで、重たくなりがちなうな重を引き締めてくれます。
一気に完食!ごちそうさまでした。
驚異の人気——開店50分で売り切れ!
食べ終わる頃には、外にはまだまだ行列が。すでに「売り切れ」の看板が出され、開店からわずか50分で終了!
この日は、私たちの直後の組から「1時間半待ち」だったので、並ぶ際のポイントをまとめると
【確実に食べるための3つのポイント】
・開店30分前(10:30)には並ぶ!
・待ち時間は40分なので、ビール&日本酒を楽しむのがおすすめ
・売り切れ終了が早いため、早めの時間に訪れる
まとめ 夏にこそ食べたい絶品うなぎ!
「夏バテ気味の体に染み渡る、ふっくら香ばしいうなぎ」
待ち時間は長いですが、それだけの価値がある名店でした。
次回は「特上」を頼んで、さらに贅沢に味わってみようと思います。
本所吾妻橋でうなぎを食べたくなったら、ぜひ「鰻禅」へ足を運んでみてください。
【店舗情報】
店舗名:鰻禅
住所:東京都墨田区吾妻橋3-6-18
営業時間:
火〜金 11:00~16:00
土・日 11:00〜14:00(売り切れ次第終了)
定休日:月曜日・木曜日
楽天トラベル 東京駅・銀座・秋葉原・東陽町・葛西 ホテル・旅館