都立大学駅にある八雲珈琲店へ行ってみました。
珈琲豆を豊富に取り揃えているお店をネットで検索してみたところ、このお店が良さそうだとピピッとカンピューターが働いた。
結果は、行って良かった。
場所は、東急東横線都立大学駅南口を出で徒歩5分くらいの所にあります。
扉を開けて店の中に入ると奥のカウンターからご主人がニョキっと立って
「いらっしゃい」
と声をかけて来た。
今回の目的は、ケニア、グアテマラ、ブラジルの、どれかを購入出来ればと思っての訪問。
八雲珈琲店は豆の種類も結構置いてあるので目的のコーヒーが見つかることを期待しつつコーヒー豆を見ていると、
「何をお探しですか?」
「ケニア、グアテマラ、ブラジルあたりを探しています。」
これをきっかけにご主人コーヒーについて話す話す。
豆を焙煎するのに約30分ほどかかるそうで、時間が有ればその間ここでコーヒーを試飲させていただけるとのこと、折角なのでいただくことにした。
そこで頂いたのがこの二種類のコーヒーです。
- ラ・エスメラルダ農園 ダイヤモンドマウンテン
柑橘系の甘酸っぱい香りと後味にこくのある甘みを感じられるのが特徴。
- ルワンダ シンビWCS
酸味、甘みのバランスが良いスペシャリティコーヒー。
写真だけでは違いが解りづらいと思いますが、出された瞬間、香りや色が違うことが直ぐにわかります。
そして実際に両方飲み比べみて、こんなにも味わいが違うものなのかと思いました。
どっちも美味しいですが、どちらかと言うとルワンダのほうが好みの味で、最初の飲み口から最後の余韻まで飽きが来ない味です。
八雲珈琲店のご主人は話を聞いてると知識が広がる。
例えば味の好みを伝えると、
「苦味が少ないのが好きです」
「うーん、苦味は味じゃぁないんですよね」
「皆さん、誤解しているんですよ」
「ほー、そうなんですか。」
世界中のコーヒーの中から一番を決める「カップ・オブ・エクセレンス」という国際品評会での審査項目の中に「苦味」がないことがその根拠だそうです。
カップ・オブ・エクセレンスの審査項目
- 爽やかさ
- 甘さ
- 酸味の繊細さ
- 口に含んだ質感・量感
- 風味の素晴らしさ
- 後味の印象度
- 味のバランス
- 総合的評価
以上8項目の評価項目で世界一のコーヒーを決めるそうです。
いやー、勉強になります。
実は日頃コーヒーは好きで飲むが、そこまでコーヒーに詳しくはない。藤岡弘。ほどの趣味性も持っていない。
そんな訳で焙煎している間、色いろとコーヒーについて教えて頂き、コーヒーについて知らなかったことが多く、知識が広がり楽しい時間を過ごさせていただきました。
今回豆から挽いたコーヒーを飲んで見ようと思い立ち、このお店をネットで探して見つけたのだが、思ったようなコーヒー豆専門店があまりヒットせず少し苦労した。
単に探し方が下手なのかもしれないが。
しかしコーヒーを飲むのはコンビニや喫茶店などに行けば簡単に飲めるけど、専門店で豆を購入するのはお店の選択肢が少なく大変だと感じた次第である。
コーヒーを試飲させて貰っている間にも、常連のお客さんたちが次々と豆を買いに来てました。
その度に、次回からは値上がりする事を詫ているご主人。
そう、これからコーヒーは値上がりするとのことで、コーヒー好きな人にとっては懐の痛い話です。
今日は八雲珈琲店を訪れてコーヒーに精通しているご主人の薀蓄を聞きながら、少しコーヒーに詳しくなった気分でお店を後にしました。
焙煎したてはまだ香りが出ないので、何日か寝かせることで香りが出てくるそうです。そうやって寝かせたコーヒー豆の、挽きたての香りの何と良いことか。
幸せな気分に浸れます。
本日はご馳走様でした。
店舗名 | 八雲珈琲店 |
住所 | 東京都目黒区八雲1-10-8 1F |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
定休日 | 水曜日、木曜日 |
駐車場 | 近隣有料駐車場 |
詳細 | 食べログ |