新潟の酒蔵巡りで出会った甘酒が忘れられず、再度購入してみました。今回ご紹介するのは、宝山酒造の「米麹だけで造られた甘酒」です。この甘酒、なんと砂糖や甘味料を一切使用せず、自然な甘さだけで作られているんです。そんな甘酒を一口飲んでみると、余分な甘さがなく、すっきりとした甘みが広がります。甘酒独特の後味が気になる方でも、この商品なら最後まで爽やかに楽しめるはずです。
手間を惜しまない伝統の製法
宝山酒造の甘酒は、特に米麹の扱いにこだわっています。6時間かけて麹を丁寧に手作業で混ぜ続けることで、麹の風味と甘さを最大限に引き出しているのです。この手間を惜しまない作り方こそが、他の甘酒にはない自然な甘みの秘密。まさに一口ごとに職人の技が詰まっています。
甘酒の歴史
甘酒が日本で親しまれてきた歴史は非常に古く、なんと古墳時代まで遡ります。当時は貴族が嗜んでいた甘酒ですが、江戸時代には庶民の間でも「夏の栄養ドリンク」として広まりました。「えぇー、あま酒ぇー」と甘酒売りが江戸の街中を歩き回っていた様子は、どこか風情を感じさせます。
現代では、甘酒はどちらかというと冬やお正月に飲むイメージが強いかもしれません。寒い季節に、温かい甘酒が体を芯から温めてくれる経験をされた方も多いのではないでしょうか?
甘酒の健康効果
甘酒は江戸時代から「夏バテ防止」や「疲労回復」のために飲まれていたと言われていますが、実際にはその栄養価が非常に高いことでも知られています。以下の栄養素が豊富に含まれており、まさに「飲む点滴」と呼ばれるにふさわしい飲み物です。
炭水化物:エネルギー源として体を支える。
たんぱく質:体の修復や成長をサポート。
ビタミンB群:代謝を助け、疲労回復やストレス軽減に効果的。
特にビタミンB群は、エネルギー代謝をサポートし、体に必要な栄養を効率的に吸収させる役割があります。甘酒には、葉酸やナイアシンといったビタミンが多く含まれており、これが健康維持に大きく貢献してくれるのです。
葉酸とナイアシンの効果
葉酸:細胞の再生や赤血球の生成をサポート。妊婦さんには欠かせない栄養素で、胎児の健康な発育にも役立ちます。
ナイアシン:ストレス軽減やうつ病予防にも効果があるとされており、さらに最近では「若返り効果」が期待できる栄養素としても注目されています。
特に忙しい日々を送る30代から50代の方々にとって、甘酒は疲労回復とエイジングケアの両方に役立つスーパードリンクとも言えますね。
甘酒は家族全員で楽しめる健康ドリンク
甘酒はノンアルコールで作られているため、子どもから高齢者まで家族全員で安心して飲めるのも魅力のひとつです。また、近年は夏の栄養補給としても再注目されており、体力をサポートする飲み物として親しまれています。
市販の栄養ドリンクの代わりに、時にはこうした伝統的な飲み物で体を労わってみてはいかがでしょうか。もちろん、甘酒は摂りすぎにも注意が必要ですが、適量であれば日々の健康をサポートしてくれる頼れる存在です。
まとめ 自然の甘さと健康効果を堪能しよう
宝山酒造の甘酒は、砂糖不使用ながら自然な甘さを持ち、体に優しい成分がたっぷり詰まっています。昔から日本人に愛されてきた甘酒は、現代の私たちにとっても健康を支える一杯です。特に、夏バテ防止や疲労回復、さらには美容にも効果が期待できるので、毎日の生活に取り入れてみるのも良いかもしれません。
最後に、何事も「程々」が大切。体に良いからといって摂りすぎには注意し、バランスよく取り入れることで、長く健康を維持していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。