静岡といえば、豊かな海の幸と美味しいお酒が楽しめる街。今回、初めて静岡で飲むことになり、どんなお店に出会えるのかワクワクしながら夕方から街に繰り出しました。
とはいえ、金曜日の静岡も他の都市と同じく、夕方になるとどこのお店も混雑していて、あたりをつけていたお店はどれも満席。孤独のグルメのゴローさんのように街をウロウロしながら直感で店を選ぶのも楽しいですが、スマホでの検索に頼りながら次の候補を探してみました。
そしてようやく見つけたのが、「寿司Dining 福来ろう」。お店に電話してみると、ちょうど席が空いているとのこと。これはチャンスと思い、さっそく向かってみることにしました。
「福来ろう」の場所と雰囲気
「福来ろう」は、静岡駅北口側にある呉服町エリアの雑居ビルの地下1階にあります。ビルの中にあるとはいえ、隠れ家的な雰囲気があり、入口で靴を脱いで店内に入るスタイルはどこか落ち着いた雰囲気を感じさせます。
店内に入ると、すぐにカウンター席が並び、その奥にはテーブル席が広がっています。今回はカウンターに案内されましたが、カウンター席からは大将が握る様子が見られ、臨場感たっぷり。やはり寿司屋でカウンター席というのは特別なものがありますね。料理が目の前で調理される姿を見ると、食事への期待がどんどん高まります。
充実したメニュー：本日のオーダーはこれ！
さて、メニューを見ると、さすが寿司屋だけあって魚介中心のメニューがズラリ。どれも新鮮で美味しそうなものばかりが並んでいて、迷うところですが、今回は以下の料理を注文してみました。
本日のお品書き
- 料理
- お通し
- お刺身や盛り合わせ
- ズッキーニとトマトのチーズ焼き
- 和牛のステーキ
- お酒
- 富乃宝山（芋焼酎）
- 英君（日本酒 静岡県）
一品一品が光る料理たち
お通し：若芽ときゅうりの酢の物＆ながらみ
まず出てきたお通しは、若芽ときゅうりのさっぱりとした酢の物に、静岡名物のながらみ。関東ではあまりお目にかかれない「ながらみ」が、お通しとして出てくるのはさすが静岡。ながらみは小さな貝で、口当たりが柔らかく、独特の旨味が口に広がります。酢の物と合わせて、これだけでもお酒が進みそうな一品でした。
刺身盛り合わせ：8品の豪華盛り
次に登場したのが、お待ちかねの刺身盛り合わせ。全部で8品が盛られており、どれも新鮮で美味しそうなネタばかり。価格はメニューには記載されていなかったため、注文前に聞いてみたところ、約3,000円ほどとのこと。内容を考えると、コスパは十分。
- まぐろ
- かつお
- かんぱち
- あじ
- 真鯛
- 〆鯖
- 生たこ
- 甲イカ
どの刺身も新鮮で美味しかったのですが、特に印象に残ったのは「〆鯖」と「あじ」。〆鯖は適度な酸味と脂の乗りが絶妙で、あじはまさに旬を感じさせる一品でした。これほど美味しい刺身が揃っていると、やはり寿司屋は間違いないなと再認識します。
ズッキーニとトマトのチーズ焼き：ボリューム満点
次に頼んだのは、「ズッキーニとトマトのチーズ焼き」。想像していたよりも大きな一皿で出てきて驚きました。正直、他の料理も考えるとこのボリュームは予想外でしたが、しっかり食べ応えがあります。ズッキーニとトマトはオーブンでこんがり焼かれていて、チーズの香ばしい風味が食欲をそそります。味は悪くはないですが、特別感というよりは、安定感のある一皿という印象でした。
和牛のステーキ：ジューシーで旨味たっぷり
次は肉料理から、和牛のステーキを注文。こちらは100グラムでお願いしましたが、和牛ならではの柔らかさとジューシーさがたまりません。噛むたびに牛肉の旨味が口いっぱいに広がり、贅沢な気分に浸れます。寿司屋でステーキ？と一瞬思いますが、こういったダイニングならではの多彩なメニューが魅力的です。寿司とステーキを両方楽しめる贅沢感は、まさに「寿司Dining」ならではの醍醐味です。
お酒のセレクトも充実
料理が美味しいと自然とお酒も進むもの。今回は以下の2種類のお酒を楽しみました。
富乃宝山（芋焼酎）
最初に選んだのは「富乃宝山」。芋焼酎の中でも軽やかで飲みやすいことで有名なこの焼酎は、香りがフルーティーでスッキリとした味わい。どんな料理にも合わせやすく、焼酎初心者でも楽しめる一杯です。
英君（日本酒・静岡県）
そして、せっかく静岡に来たので地元の日本酒も楽しむことに。今回は「英君」という日本酒を選びました。英君は静岡県の蔵元で作られるお酒で、フレッシュでキレのある味わいが特徴です。魚料理と相性抜群で、刺身との組み合わせはまさに絶品。すっきりとした飲み口が食事全体を引き立て、最後まで飽きずに楽しむことができました。
敷居の高くないお寿司屋さん「福来ろう」
「寿司Dining 福来ろう」は、その名の通り、ダイニング形式のお寿司屋さんなので、お寿司以外にも多彩な料理が楽しめるのが特徴です。お寿司屋さんというと、どうしても高級なイメージがつきまといがちですが、このお店は気軽に入れて、寿司以外の料理も美味しいという点で、敷居が低く感じられます。特に今回のように刺身や和牛ステーキといったメニューが同時に楽しめるのは、居酒屋としても使い勝手が良いところ。
価格は決して安くはありませんが、料理のクオリティを考えると納得の範囲。寿司屋としての確かな技術がありながら、ダイニングのカジュアルさも兼ね備えている点が、多くの客に愛される理由だと感じました。
寿司Diningという店名の通り、Diningを店名につけることでお寿司以外の料理も食べられるとイメージが出来きるので、高いイメージのお寿司屋さんだけど少し敷居が低く入りやすい印象を受けます。
次回は日本酒ももっと堪能したい
今回の訪問では、料理もお酒も十分楽しみましたが、次回はさらに静岡の地酒にフォーカスして楽しんでみたいと思います。静岡には多くの美味しい日本酒があり、その土地ならではの味わいを堪能できるのも、このお店の魅力の一つ。
「福来ろう」は、食事だけでなく、地元のお酒も充実しているので、日本酒好きの方にもおすすめ。次回訪れる際は、もう少しゆっくりと時間をかけて、料理とお酒のペアリングを楽しみたいと思います。
静岡で見つけた寿司Dining「福来ろう」
静岡で出会った「寿司Dining 福来ろう」は、カジュアルにお寿司や魚料理、さらには和牛なども楽しめる、バランスの取れたお店でした。気軽に立ち寄れる雰囲気ながらも、料理のクオリティは高く、特に刺身盛り合わせの新鮮さには驚かされました。
静岡駅からもアクセスしやすい立地にあるので、観光やビジネスで訪れる際にもおすすめです。次回は、日本酒飲み比べや、まだ試していない他のメニューも堪能して、さらに深くこのお店の魅力を探りたいと思います。
本日もご馳走さまでした！
食べログ：福来ろう
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